母が彼氏に近寄って
彼を連れて両親と行ったのは地元の焼肉屋でした。両親は緊張でしゃべることができなくなることを恐れたのでしょう、かなりお酒を飲んで……。だいぶお酒が入った母は「この子は掃除もろくにできないのにね」「とてもだらしないの」と「彼の前で言わなくてよくない!?」と思うことを大声で口にし始めていました。
また、食事を終えお店を出たあと、駐車場に向かっていると母が彼に向かって、「触ってもいい?」と聞きながら、しっかり彼の二の腕にしがみついている場面を目撃。
度が過ぎていると思った私は思わず「しばくぞ!コラ!」と母に叫んでいました。
その後、酔いが覚めた母からは「飲みすぎてしまった」と泣きながら謝罪をされました。彼自身、母の対応に驚いていたようですが、「それだけ緊張していたんだよね」と理解してくれ、申し訳ない気持ちでした。
そんな彼との結婚が決まり、両家顔合わせのこと。過去のこともあるのか、両親はお酒を一滴も飲みませんでした。もともとお酒好きな両親だったので、あのときのことを反省しているということなのかなと、正直少し笑ってしまいました。彼を紹介した際の母の行動にはヒヤヒヤさせられてしまいましたが、今こうして家族とも良好な夫婦生活を送れているのでよかったです。
著者:山口桃華/20代女性・夫が経営する温泉旅館で義父母、暴れん坊の犬と癒やし担当の小鳥と仲良く生活中。
イラスト:にしこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)
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