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20人いるのに5人分しか料理を用意しないママ「2万円徴収したのに…」後日ママが信じられない行動に

今から約11年前、長女が4歳のころのことです。幼稚園で知り合ったママ友たちと仲良くなって半年。幼稚園が祝日でお休みの日に、ゆっくりできるレストランなどでランチ会をしようという話になりました。私も含めて5人のママたちで計画しましたが、思わぬ方向に話が進み……?

 

楽しいはずのランチ会が思わぬ展開に

長女が4歳になり、晴れて幼稚園に入園して半年が経ったころ、毎朝顔を合わせるママ友たちと仲良くなり、私も含めて5人でランチをしようということに。「子どもがいても気兼ねしないお店で、たまにはゆっくり話そうよ」と、提案してくれたAさん。リーダー的存在で、お店もすでに探してくれていました。

 

ところが、そのランチ会のうわさをどこから聞きつけたのか、さらに5人のママと子どもたちが参加することに! 子どもも含めると総勢20名以上の大所帯です。あまり関わったことのないママ友とも仲良くなれる機会だとうれしく思う反面、これでは、どこのレストランでもゆっくりするのは難しいと悩むことに。そのとき、新たな提案をしたのがあとから参加したBさんでした。Bさんはテキパキとした行動力のある女性で、3人の男の子のママです。

 

Bさんは「公園ランチでいいんじゃない!? 園の近くの広い公園ならみんなで食べられそうだし! お昼ごはんは私が全部作るから、それぞれ1,000円でいいわ。そういうの得意なのよ」と言いました。私は「え! ひとりで20人分も!?」と驚き、何人かのママが「私も何か作って持参するよ」「私は何か買って行くよ」と言います。しかし、Bさんは「大丈夫、大丈夫。私、料理得意だし、全部任せて! 何も持ってこなくていいから」と言うのです。私たちはその言葉に甘えて彼女にすべて委ね、公園でのランチ会を決行することになりました。

 


当日はお天気もよく、子どもたちは普段泣きながら登園しているのがウソのように楽しそうです。そして、いよいよお昼ごはんをBさんが披露してくれたのですが……。

 

彼女は手作りのサンドイッチを親子の人数分だけ、まず最初に配ってくれました。うちは娘とふたりで参加していたのでサンドイッチが2個。その後、20人ほどいる親子の前に出してくれた食事が、焼きそばが3人前ほど、卵焼きが4切れ、唐揚げは10個ほど。カップケーキもありましたが、全部合わせても5~6人分にしかならない量です。

 

宣言通りすべて手作りでしたが、あまりの少なさに「誰がどれを食べていいのだろう……。もし卵焼きを食べたら唐揚げは食べられないよな……」などと考えました。隣のママも、同じことを考えていたようで、焼きそばを少しつまんだあとはもう手を出しません。

 

 

もちろん子どもはおなかいっぱいにならないので、料理やケーキをすべて取り分けましたが、数が足りず平等に取り分けるのはほぼ不可能。子どもたちから「もっと食べたい!」「あっちのおかずがよかった!」「他にないの?」など次々に不満の声があがり、母親たちは「もうないよ」と口々に言います。すると子どもたちはますます不満そうで「なにか食べに行きたい」「なにか買いに行く~」と言い始める子も。

 

その様子を見たBさんは「文句言わない! ここにあるものだけでおなかを満たしなさい!」と怒り始めました。この人数でさすがにそれは無理があると思いつつ、こそっと子どもに「帰って食べようね」と言い聞かせるしかありません。その後、Bさんは「ひとり1,000円の支払いはしてもらうから!」とお金は奪うように徴収し、グズる子どもの手を引いて帰って行ったのでした。私も含めその場にいるママたちもあ然。子どもたちをなだめるため、即解散になりました。

 

 

後日Bさんに作ってくれたお礼だけでも伝えようとするも、無視され続ける始末。また、今まで仲の良かったメンバーとは付き合いが続きましたが、後から参加したママたちとは仲良くなるきっかけが作れず、気まずいまま卒園しました。Bさんは卒園と同時に遠くの学区へ引っ越したので、その後は会うことも連絡を取ることもしていません。

 

ひとりで20人分の食事を作るのは大変だったとは思います。もしかすると、「得意」と言ったがゆえに引き下がれず、結果半端な量になってしまったのかもしれません。しかし、私たちが合計で払った金額は2万円以上。材料代と手間代を含めても割高に感じてしまい、Bさんへの感謝の気持ちよりも不満が残る1,000円になってしまいました。

 

 

Bさんの真意はわかりませんが、お金を請求する以上は金額や人数に見合った量を用意してほしかったし、もし用意が難しかったのならば伝えてほしかったというのが本音です。ただ、私たちも当日を迎えるまでにBさんに連絡して、本当にサポートは必要ないのか気にかけるべきだったと反省しました。

 

相手が「できる」「大丈夫」と言ってくれていたとしても、鵜呑みにしないほうがいいと痛感。とくに大人数で集まる際は、みんなで分担したり、各々で用意したりするなどして、トラブルにならないように対策しようと心に決めた出来事でした。
 

 

著者:工藤あゆみ/40代・会社員。15歳と11歳の女の子のママ。コンビニスイーツにはまって、新商品を楽しみに待つ毎日を送っている。

作画:Pappayappa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)

 

 

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