義母の親切心に、最初は感謝していた
けがをしてからというもの、私は思うように動けず、家の中は散らかる一方。そんな私を気づかってくれたのが、近所に住む義母でした。
義母は「少しでも助けになれば」と、ごはんのおかずを差し入れてくれたり、洗濯物を片付けてくれたりと、細やかに手を差し伸べてくれていました。正直、体も心も弱っていた時期だったので、そのやさしさがありがたくて仕方ありませんでした。
ところが…寝室に入られてしまった!?
ある日、夫に連れられて病院から帰ると、義母が「シーツを洗っておいたわよ」と笑顔で言うのです。
たしかにそのころは汗ばむ季節。私もシーツの交換をしたいとは思っていたので、ありがたい気持ちはありました。……しかし、次の瞬間、全身の血の気が引きました。寝室の棚の上には、夜の夫婦生活で使っていたローションなどが、無造作に置かれたままだったのです。
義母は悪気なく片付けをしてくれただけなのですが、「よりによってそこを見るなんて!」と、恥ずかしさで穴があったら入りたい気分でした。
ありがたくも、もう二度と勘弁してほしい
その後、義母は何事もなかったように接してくれましたが、私の心中は穏やかではありません。ありがたい気持ちはたしかにありますが、プライベートな空間に踏み込まれたショックはなかなか消えず……。
「思春期の男の子が、親に隠していた本を見つけられた気分って、きっとこんな感じなんだろうな」と、妙に納得してしまいました。
まとめ
義母の善意には感謝しています。でも、どんなに近しい関係でも、触れてほしくない領域がある――。今回の出来事を通して、改めてその「距離感の大切さ」を痛感しました。笑い話として話せるようになるまでには、もう少し時間がかかりそうです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:佐藤あずさ/30代女性・パート
イラスト/マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)
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