痛さで動けないキリ子さんは、夫にマリちゃんの朝ごはんを出すようお願いしますが、夫はキリ子さんの言葉をそのまま受け取り、白ご飯だけを用意。自分で考えることなく言われたことしかしない夫に、キリ子さんはイライラを募らせます。
朝ごはんを終えた夫に、今度はお昼ごはん用のパンと夜ごはん用のカレーの食材を買ってきてもらうことにしたキリ子さん。イヤイヤ期の娘のお世話はできないので、当然夫が連れて行くだろうと思って休んでいましたが、家にはマリちゃんが!
「ここまで指示しないとダメとは……」
「起きて! 遊んで!」とわめく娘を前に、改めて夫に絶望し、ひとまず娘に動画を見せて時間をつなぎ、一刻も早く帰ってきてほしいと思っていました。
そのころ、総合スーパーに到着した夫は「寄り道するなと言われなかったし」と、家電コーナーでの買い物をひとり楽しみます。
昼時になり「おなかすいた……」とつぶやくマリちゃん。
ようやく帰ってきた夫ですが、手にしていたのはお昼ごはん用のパンではなく、なんと『全自動調理器』。
「これで作ろうと思って、パンは買ってきてないけど?」
夫の言葉に、妻は怒りに震えて……!?
勝手な判断でひとり暴走する夫に喝!



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夫は今からお昼ごはんを作るつもりのようですが、時刻はすでにお昼の12時を回っています。そのことを指摘された夫は、店員さんから言われたように、簡単に作れることを必死でアピール!
しかし一方のキリ子さんは「説明書も読まずに、買ってきてすぐ使えんの?」と呆れ気味です。
「パスタなら家にあるもので簡単に作れるって店員さんが……」と言う夫。しかし、パスタに使える食材は買ってきていません。
マリちゃんが空腹で泣き始めたタイミングでキリ子さんの怒りが爆発! 夫は急いでコンビニへと向かうのでした。
▼いくら便利な調理器を手に入れたとしても、食材がなければどうにもなりませんよね……。さらに、イヤイヤ期のマリちゃんが空腹でぐずっている状況では「今すぐ食べられるもの」こそが最優先。新しい家電を試す余裕などありません。
「役に立ちたい」という気持ちは確かにあったのでしょう。しかし、その思いが暴走して相手の求める方向とズレてしまえば、結果的に助けにはなりません。行動する前に一度立ち止まり、「相手がどうしてこれを頼んだのか」「相手は何をしてほしいのか」を想像するだけで、すれ違いはぐっと減るはずです。
思いやりは“気持ち”だけでなく“状況を理解すること”でも伝わります。家族というチームだからこそ、相手の立場に寄り添いながら、より良い形で支え合っていきたいですね。
ツムママさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
ツムママ

食パンのみでおかず飲み物なしくらいしか思いつかないな