気になる幼なじみの存在
彼氏だったA男には、B子という小学校からの幼なじみの女性がいました。家も近所で定期的に連絡を取り合う仲。A男は、B子から連絡がくると「B子から連絡だ」とうれしそうに口にする癖がありました。
独占欲が強かった私は、幼なじみとはいえ、「少し距離が近すぎるのではないか」と思うように。B子からは私たちの様子を探るような連絡がよく届いていたということもあって、私はB子の存在をうっとうしく感じるようになりました。
衝撃の事実を知らされる
付き合って3カ月が経ったころ、冗談半分で「B子のことが好きだったことある?」と聞くと、A男は笑いながら「あるわけない」と返答。
私がホッとした……直後「でもB子からは、3回くらい告白されてる」という衝撃的な事実を知らされました。
A男曰く「家族みたいな存在だから恋愛対象じゃない、一緒のベッドで寝ても着替えても平気」とのこと。「これまでも何度も同じベッドで寝たが、男女の関係になったことはない」とまで言われて、彼女である私に平然と言ってしまうA男にも衝撃でした。
「俺は●●ちゃん(私)が好きだから、B子のことは気にしなくて大丈夫」とのんびり話すA男に、温度差を感じた瞬間でもありました。
B子と初対面!複雑な感情
モヤモヤとした気持ちだったとき、B子から飲み会の誘いがありました。鈍感なA男は私を紹介するチャンスだと勘違いした様子で……。B子には告げずに、その誘いに私を連れていってくれました。待ち合わせ場所でB子が私を見た際、明らかに表情が引きつっており、そのときのB子の表情は今でも忘れられません。
そして飲み会では、「B子は、A男のことが恋愛的に好きなんだ」と確信。そんな様子に、嫉妬心から飲み会では「A男は私のもの」というアピールを強くしてしまいましたが、次第に自分の性格の悪さが嫌になり自己嫌悪に陥りました。
そしてこの日を境に、A男のもとへB子からの連絡はこなくなりました。A男はどこまでも鈍感で、「どうしたんだろう~」などと言っていて正直呆れてしまいました。結果的にA男とは別れることになりましたが、今思うと、嫉妬心とはいえ純粋にA男のことが好きなB子に悪いことをしたかなとも感じ、改めて人との関わり方を考えるきっかけになりました。
著者:佐藤さくら/30代女性・男の子2人を育てるママ。恋に悩み、喜び、涙した数々の経験をしてきたからこそ書けるリアルな恋愛エピソードを執筆している。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)
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