治ったと思った乗り物酔いが復活
私は子どものころから乗り物酔いがひどく、車に乗る前には酔い止めの薬を飲んだり、気が紛れるように歌を歌ったりしていました。しかし、体調によっては車酔いを起こしてしまい、そのたびに頭痛と嘔吐に悩まされていました。乗り物に乗るたびに酔っていた私ですが、20歳あたりからうそのように乗り物酔いしなくなり、薬がなくても人の運転する車に乗ることができるようになったのです。
しかし、30歳を過ぎて海外旅行へ行ったときのこと。疲れも相まってか、ツアーバスの中でひどい乗り物酔いに。両手がこわばり呼吸が苦しくなるほどつらい体験をしました。帰国後、手のこわばりや呼吸のことを医師に話したら「不安からくる過換気症候群(過呼吸)かも」とのこと。慣れない海外で乗り物酔いをするという不安感で、過呼吸を起こしてしまったようなのです。
それ以来、近距離であっても乗り物酔いを起こすようになってしまい、年を重ねるごとに乗り物酔いを起こすまでの時間が短くなっていきました。自分で運転すれば酔わないのですが、毎回遠距離も自分で運転となると疲れによる事故も心配です。40歳を過ぎてから、思い切って耳鼻科を受診しました。
耳鼻科を受診し、対策を始めることに
耳鼻科で症状を話すと、40歳を過ぎるころから乗り物酔いがひどくなる人が増えるとのこと。中には病気が隠れていることもあるから、検査しましょうと話してくれました。検査といっても簡単なもので、目の動きと耳の中を診るものでした。診察の結果は問題ないので、年齢による自律神経の乱れによるものでしょうとのこと。
また乗り物酔いには体質が影響していることもあるようです。
・アレルギー体質の人
・低血圧の人
・おなかの調子が悪い人
このような人は乗り物酔いをしやすい体質であることも教えてくれました。残念なことに私はすべてが当てはまっていたのです。医師は「まずできる対策をやって、思うような結果が出なければ体質改善を試みましょう」と話してくれました。
体質改善以外の対策は、目の筋肉を鍛えて、揺れに慣れることが大切とのこと。その方法とは「目の筋肉を動かして鍛える」、「でんぐり返し(※)をする」という体を鍛える対策方法と、「リラックスする」、「薬を飲む」という乗り物に乗る前の対策方法でした。
※この対策法は、筆者の症状に合わせて医師から提案されたものです。めまいの原因や体の状態は人によって異なりますので、実践する際は耳鼻科などで医師の指示を仰いでください。特に首や背中に痛みがある場合は絶対におこなわないでください。
乗り物に乗る前の対策は既におこなっているので、目の筋肉を鍛えることとでんぐり返しを日課に取り入れることにしました。
毎日の対策で改善中
目の筋肉を鍛える具体的な方法は、顔を前に向けた状態で目を上下左右、斜めに動かすことです。上下左右、斜め方向にそれぞれ20往復、毎日お風呂の中でおこなっています。でんぐり返しは体調によって回数を変えながら毎日おこなっています。リビングに子どもがお昼寝に使っていた布団を敷いて、連続ででんぐり返しをするのです。
やり始めは5回でもフラフラでしたが、徐々に回数が増えて今では8回くらいは連続でできるようになりました。フラフラが続くと大変なので、夕飯を食べて1時間くらいしてからか、昼間の空腹時におこないます。
1年くらい毎日続けたら薬を飲まなくても30分くらいのドライブでなら、酔わずに乗っていられるほどになりました。揺れに対して感覚が慣れたためなのか、でんぐり返しで鍛えられているから大丈夫という安心感からなのか、はっきりわかりませんが大きな進歩です。
まとめ
40歳を過ぎて再発した乗り物酔い。「もう年だから仕方がない」「車に乗るのが怖い」と諦めかけていましたが、耳鼻科を受診してわかったのは、大人になっても三半規管や目の筋肉は鍛えられるということでした。
もちろん、体調によっては「酔うかも」という不安がよぎることもあります。しかし、「自分には自分でできる対策(トレーニング)がある」という自信がついたことで、以前よりもリラックスして車に乗れるようになりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:菅恵利/40代女性。小学生の娘がいる主婦。下戸の日本酒好きで酒蔵をめぐってドライブするのが趣味。30代後半から体の衰えを感じて悩み中。
イラスト/おんたま
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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