一体、何のにおい!?
映画の帰りにご飯を食べて帰ろうとファミレスに入り、やっと食事を始めところで何やらとても臭いにおいがしてきました。一体、レストランで何のにおいだろうと不思議に思った私たち。私たちの座ったテーブルの付近にほかのお客さんはいません。
ふと私の隣に座っている5歳の次男に目をやると、あきらかにおとなしく、不自然な雰囲気でした。いつもならおしゃべりしながら楽しく食べるのですが、あまりにもおとなしく食べるので何かおかしいと感じました。
5歳にもなってまさかと思いつつも、「ちょっと見せてくれる?」と言って、ズボンの中を見てみると、ズボンの中が汚れているではありませんか。周りに迷惑かからないよう家族に椅子の掃除などを頼み、私は次男に「トイレへ行こうか」と声をかけ、抱きかかえてトイレへ行きました。
不幸中の幸い
トイレで下着とズボンを脱がせ、「おしっこがしたい」と言う次男を便座に座らせている間に、私は下着とズボンを処理しました。次男がおとなしくしていてあまり動かなかったためか、外側にまでは漏れることはなく、汚れていたのはズボンの中だけで済みました。
着替えは持っていなかったのですが、たまたまフェイスタオルと上着を持っていたので、ズボンの代わりに巻き付けて抱っこして帰ることに。バッグの中にビニール袋も常備していたので、汚れたものも入れました。その間に、次男が座っていたところを高校生の長女が消毒スプレーで消毒し、拭きあげをしてくれたあと、私たちはお店の方に事情を伝えてお詫びしてお店を出ました。
どうやら次男はオナラしたつもりが、おなかの調子が悪くて、ゆるい便まで出てしまったとのこと。自分でもどうしていいかわからず、おとなしくしていたのでした。まさかの出先で、しかも食事中に、におってきたので本当に驚きました。
まともに食事もできませんでしたが、何とか対応できるものをたまたま持ち歩いていて、処理できたのでよかったと思いました。もう5歳だと油断していましたが、体調によってはこういうこともあるのだと、勉強になった出来事でした。
子どものおなかの調子が悪いときは外食を避けるのはもちろん、日ごろから万が一に備え、タオルやビニール袋など、何にでも役立ちそうなものは、常に持ち歩いておこうと思いました。
著者:松田みさと/40代女性・ライター。2004年生まれの長男、2007年生まれの長女、2015年生まれの次女、長男とは15歳差の2019年生まれの次男の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠や出産、子育てに関する体験談を中心に執筆している。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています