
イタリアンシェフが教えるかぼちゃの新しい食べ方とは?
今回挑戦したのは、料理研究家・青池隆明さんのYouTubeチャンネル『Aosトラットリア〜青池のオッティモな食卓』で紹介されていたレシピ。
その名も「イタリア人が好きなかぼちゃの食べ方」です。
青池さんは、東銀座のイタリアン「ラ・ボッテガイア」を手がけるシェフであり、ソムリエとしても活躍されています。
そんな彼が、同級生の安井さんとテンポの良い会話を繰り広げながらあっという間に一品完成させる動画は、見ごたえ抜群。
指をくわえて調理の工程を眺めていたところ、「これなら私にもできそう!」とワクワクしてきたので、実際に作ってみました。
青池隆明さん「イタリア人が好きなかぼちゃの食べ方」のレシピ

材料(2人分)
・かぼちゃ…250g
・バター…10g
・砂糖…小さじ1
・塩…ひとつまみ
・バルサミコ酢…大さじ1
・粉チーズまたはチーズ(パルミジャーノ・レッジャーノ)…適量
・黒こしょう…少々
・オリーブオイル…小さじ1
作り方①かぼちゃを切る

かぼちゃの種とワタを包丁などで取り除き、1cm幅に切りましょう。
作り方②かぼちゃを電子レンジで加熱する

乾燥しないように、全体を水でぬらします。耐熱ボウルに入れてラップをしたら、600Wの電子レンジで約4分加熱してください。
食べられるくらい、やわらかくなればOKだそうです。
ほくほくの栗かぼちゃを使ったせいか、4分だと崩れてしまう部分もありました。気になる方は、様子を見ながら加熱時間を調整してみてくださいね。
作り方③かぼちゃをソテーする

フライパンにバターを溶かし、かぼちゃを並べ入れます。中火で、両面にこんがり焼き色をつけましょう。
作り方④かぼちゃに味つけをする

砂糖と塩を全体にまんべんなく振りかけます。次に、バルサミコ酢を全体に回しかけて、軽くフライパンをゆすりながら煮絡めてください。
作り方⑤粉チーズ・黒こしょう・オリーブオイルで仕上げる

皿に盛り付け、粉チーズを全体に振りかけます。固形のチーズを使用する場合は、チーズグレーターなどを使って細かく削ってくださいね。
黒こしょうをかけて、仕上げにオリーブオイルをひと回ししたら完成!
粉チーズは、惜しまずにたっぷりとかけるのが美味しく仕上げるポイントだそうですよ。
【実食】イタリア気分に浸れるかぼちゃ料理を堪能!

早速一口食べてみると、バターで香ばしくソテーした優しいかぼちゃの甘みが口いっぱいに広がり、幸せな気持ちに。
バルサミコ酢の甘酸っぱい風味が華やかなアクセントになり、味の奥行きを広げています。いつものかぼちゃが、少し遠くに行ってしまったように感じるのは気のせいでしょうか。
私が住む古びたアパートが、ローマの小さなトラットリアに思えてきました。
隣人の部屋から響き渡るいつもの調子っぱずれな歌声もイタリアンジャズに聴こえ、何だかありがたい気持ちに。
チーズをたっぷりかけたのは、大正解!

(半額の)チーズをケチらずふんだんに使った自分を褒めながら、贅沢な気分を満喫します。
チーズのコクとオリーブオイルの風味のバランスが絶妙で、困ったことにいつまで経っても食べ飽きません。
動画内で試食していた青池シェフの友人・安井さんは、かぼちゃが得意ではないのだとか。しかし「これなら、それなりに食べられる!美味しい」とコメントされていました。
黒こしょうとチーズの塩気がしっかりと効いて、かぼちゃの甘みがほどよく引き締まっているので、食べやすいのかもしれませんね。
素朴な甘みを楽しめるスイーツにアレンジ!

そのまま食べても美味しかったのですが、青池さんのレシピをベースにしてデザート風にアレンジしてみました。
バルサミコ酢をメープルシロップに変え、粉チーズと黒こしょうの代わりに、ナッツをトッピング。
つまみ食いしたところ(焼いたときは5切れあったはず……)、シナモンが合いそうな気がしたので全体に振りかけます。

食べてみると、メープルシロップのコクのある甘みがかぼちゃのほくほく食感を包み込み、しっかりスイーツ気分を味わえました。
ふんわり香るシナモンが全体を上品にまとめていて、ナッツの食感も楽しいアクセントに。
かぼちゃの素朴な甘みをダイレクトに感じられ、自然派カフェのギルトフリースイーツだと言われても疑わない完成度です。
ヘルシーからは多少遠ざかってしまいますが、バニラアイスを添えても美味しそう。あとは、生クリームとキャラメルソースも良いですね(ギルティ)。
おうちで簡単イタリアンをお試しあれ!
かぼちゃをおしゃれに味わえるレシピは、おもてなしやワインのお供としても活躍しそう!
手軽なのにしっかり美味しくて、ちょっと得した気分になれます。ぜひお試しくださいね。
協力/Aosトラットリア〜青池のオッティモな食卓(@aosトラットリア)さん