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孫から届いた「ばあば、出てきちゃダメ」の震える声。かくれんぼ中の異変から孫を守った私の決断

現在50代の私は、息子夫婦の離婚をきっかけに、孫のB子(当時小学3年生)を息子と一緒に育てることになりました。離婚後しばらくして、B子の表情が暗かったり、不安そうにする日が増え、家庭での環境に何か問題があるのではと感じるようになり、関係機関にも相談した上で、最終的に息子側が監護する形になったのです。

 

元嫁からの突然の連絡

孫のB子は少しずつ穏やかな表情を取り戻し、私も安心して一緒に過ごせる日々になっていました。そんなある日、予想もしなかった出来事が起きました。突然、元嫁のA美さんから私のスマホに電話が入ったのです。

 

「お義母さん、お久しぶりです。B子のことなんですけど」

 

その口ぶりは、まるで以前と何も変わらないかのようでした。私は驚きながらも、「どういうご用件ですか?」と尋ねました。しかし、A美さんは質問に答えず、「今あの子、小3ですよね? 写真とかあります? 見たいんですけど」と軽い調子で言うのです。

 

私は、「今は会わせないと決めていますし、連絡も控えてほしいです」と伝えました。するとA美さんは「少しくらい会わせてくれてもいいでしょ」と食い下がり、会話は平行線のまま終わりました。

 

かくれんぼの最中に起きた異変

その電話から2週間ほどたった日の午後、私は庭でB子とかくれんぼをしていました。なかなか見つけに来ないので、B子に持たせていたキッズ携帯に連絡すると、予想しない返信が届きました。

 

「ばあば、出てきちゃダメ」

 

胸がざわつき、急いで電話をかけると、B子が震えた声で言いました。

 

「ばあば……お願い……隠れてて。あの人が来たの。家に入れろって言われて……」

 

私は隠れていた納屋の裏で、急いで状況を確認しながら通報の準備をしました。そのとき、物音に気付いたA美さんが私のところまで来てしまったのです。

 

「なんで警察なんて呼ぶの?」とイラ立った声。私は距離を取りながら、「突然訪ねて来られるのは困ります。今は会わせないと決めています。B子が怖がっています」と必死に伝えました。

 

幸い、近所の方が異変に気付いてくれ、間もなく警察が駆けつけ、事態は収まりました。

 

 

その後の対応と決意

その一件から1週間ほどたった夜、A美さんから再び電話が来ました。

 

「お義母さん、いつ帰ってくるんですか? 話しましょうよ」

 

私は落ち着いて答えました。

 

「今後は勝手な訪問や連絡は控えてください。B子が落ち着いて暮らせる環境を最優先にしたいんです」

 

電話口でA美さんは、「生みの親なのに」「反省してる」と感情的になっていましたが、私としてはB子の心の安定が第一です。

 

後日、A美さんが仕事や生活で困難を抱えていたことを知り、金銭面の不安から私たちを頼ろうとしたのではないかと感じました。それでも、境界線を引くことは必要だと改めて思いました。

 

孫の生活と心を守るため、息子と私で話し合い、今後は行政機関とも連携しながら、B子の安心を最優先に暮らしていくことにしました。

 

--------------

家族を守るために冷静に対応した姿がとても印象的です。元嫁との間で複雑な事情があったものの、最終的に孫の平穏が確保されたのは何よりの救いでしたね。これからも、お孫さんが安心して過ごせる環境の中で、たくさんの愛情を受け取りながら成長していけることを願っています。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

※AI生成画像を使用しています

 

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