ぎっくり腰になってしまい痛みで動けないキリ子さんは、夫に朝昼の食事の用意を頼みますが、白ご飯だけ出す・自動調理器だけ買ってきて食料は買ってこないなど的外れな行動が続き夫婦喧嘩に。
寝室でキリ子さんが休んでいると、今度は夫が目を離した隙に、ひとりで食事していたマリちゃんがサンドイッチを喉に詰まらせてしまいます。
キリ子さんは慌てて駆けつけ、夫に応急処置の指示を出し、マリちゃんは食べ物を吐き出すことができました。
ところが夫が「もう大丈夫、よかった」とつぶやくと、キリ子さんはきちんと見守りができていなかった夫をきつく叱責。我慢の限界がきたキリ子さんがついに離婚を切り出そうとしたそのとき、マリちゃんが「ママやめて!」と叫んだのです。
ことの真相が明らかに…



あのとき夫は……。

しかし?







キリ子さんは、片方が出しっぱなしになっているイヤホンを見て、『パパが育児放棄していた証拠』だと決めつけます。
「子どもから目を離すなんて、育児なめすぎ!」「私に怒られて当然」と矢継ぎ早に怒鳴り続けるキリ子さんに対して、夫は「最後までちゃんと聞いて」と、そのときの状況を落ち着いて伝えました。
夫は娘をひとりで食事させようとしましたが、「目を離すのはやっぱり危ないかな」と思いとどまり、一緒に食事していたと言うのです。
実は、マリちゃんが喉を詰まらせたのは、パパと早く遊びたいがために、自分で大きな食べ物を食べようとしたからでした。
▼想像だけで夫を悪者にしてしまっていたキリ子さん。そう思ってしまった背景には、日ごろの夫の言動、それに対して積み重なっていた不満があったのでしょう。今まで耐えてきたことでも、それが何度も繰り返されたら、感情が一気に噴き出してしまうことは誰にでもあるはずです。
見えているものがすべて真実とは限らないからこそ、感情をぶつける前に一度立ち止まり、話を聞く姿勢が大切です。感情が爆発しそうなときこそ、一呼吸おいて冷静になることで、自分の心も子どもの心も守っていけるのかもしれません。
※暴言などは相手の尊厳を傷つける場合があり、また子どもの目の前で喧嘩をすることも子どもを傷つけるものとなります。内閣府の「DV相談ナビ#8008(はれれば)」に電話をかけると、最寄りの配偶者暴力相談支援センターにつながります。匿名でも相談できるので、ひとりで悩まずにまずは話してみてくださいね。
ツムママさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
ツムママ
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それにしても、過去話のコメントにはマイナス票ばかりついてたけど、どうしてこの程度のことが推測できない人が多いのかな。夫が妻より早く娘に対処してた時点で、娘が喉を詰まらせたときイヤホンをしてなかったことは容易に想像がつくのに。