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「お母さんって冷たいね」と背を向けた大学生の娘が数週間後に泣きついてきたワケ

52歳の私は、長く専業主婦として家庭を支えてきましたが、今は姉が社長を務めるエコ関連の会社で働いています。私たち姉妹は節約が当たり前という環境で育ったこともあり、姉は「環境と家計の両方にやさしいものを広めたい」と会社を立ち上げました。私も今はその力になりながら、新しい生活を送っています。ただ、その背景には、少し前まで続いていた苦しい家庭生活があります。

 

理想の家庭だと思っていたのに

かつて私は、夫と娘の3人で暮らし、専業主婦として穏やかな毎日を送っていました。中卒の私と比べると、夫は大卒で収入も安定しており、独身時代に私が働いていた飲食店で出会ったとき、真っすぐに気持ちを伝えてくれました。

 

「初めて結婚したいと思った女性です」

 

その言葉に支えられ、家庭を築いてきたつもりでした。

 

しかし、娘が中学生になったころ、夫が私に内緒で借金を抱えていることが判明しました。周囲の裕福な同僚の生活に影響されたのか、見栄を張るようになってしまったようです。

 

私は独身時代の貯金から返済を立て替え、「これからは少しずつ返してね」と夫と約束しましたが、それが結果的に甘やかすことになってしまったのかもしれません。

 

再び起きた夫の問題

娘が大学生になるころ、夫はまた高額の借金を作っていました。収入が増えたことで気が緩み、ギャンブルに手を出していたようです。問い詰めると逆に不機嫌になり、話し合いにも応じない状態が続きました。

 

さらに、娘まで「夫婦なら助け合うべきなのに」「お母さんは冷たい」と私を責めるように。夫が娘にどう説明したのか詳細はわかりませんが、娘は夫を良い父親、私をひどい母親だと誤解してしまっていました。

 

当時の家庭の状況を知らない娘は高額なブランドバッグを欲しがり、私が反対するときつい言葉を投げかけることも増えました。家の空気は、日に日に険しくなっていきました。

 

 

義父から知らされた事実

ある日、娘が例の高額バッグを手にしていたのを見て、私には思い当たる節がなく、娘をかわいがってくれていた義父に確認しました。すると義父から、「バッグのことは知らないが、話がある」と呼び出されたのです。

 

義父の家を訪ねると、衝撃の事実を聞かされました。娘の学費として、義父はこれまで夫にまとまった金額を渡してきたとのこと。しかし、それが予定通り支払いに使われていなかった可能性があると告げられました。

 

私は申し訳なさでいっぱいになりましたが、義父は「君のせいではない」と気づかってくれました。

 

帰路に着いたところで姉から慌てた様子で電話があり、「すぐ家に戻って」と言われました。帰宅すると、娘が私が大切にしていた亡き母の形見や、姉にもらった服などをフリマアプリで売ろうとしていたのです。

 

「必要のないものなら売ってもいいでしょ」と言われましたが、さすがに見過ごせませんでした。

 

娘と向き合った決断

数日悩んだ末、私は娘に離婚を伝えました。どちらと暮らすか尋ねると、娘は迷うことなく夫を選びました。

 

その後、夫に離婚届を渡すと渋りましたが、最終的には署名しました。娘も夫側につく形となり、私とは距離を置く決断をしたようでした。

 

私は姉の家に身を寄せることに。姉は、「今は離れることで見えることもあるよ」と励ましてくれました。

 

崩れたのはどちらの家庭?

離婚から数週間後、娘から何度も電話がかかってきました。「学費が払われていない」「カードの支払いが止まった」と困り果てた声でした。離婚するまで生活費の細かな管理や支払いは主に私がおこなっていたため、その影響が出てしまったのでしょう。

 

私は娘に、夫の金銭状況や、義父からの支援が正しく使われていなかったことを丁寧に伝えました。娘は現実を受け止めきれず戸惑っていましたが、「もう大人なのだから、自分で考えて行動することも必要」と話しました。

 

今、娘は学費のためにアルバイトを掛け持ちしながら勉強しているようです。夫も義父との関係が気まずくなり、返済を続けながら働いていると聞きました。

 

私はというと、姉の会社で仕事を覚えながら1人暮らしを始めました。周囲の支えもあって穏やかな毎日を取り戻し、新しい出会いもあり、ようやく自分らしさを取り戻した実感があります。

 

--------------

夫の度重なる金銭トラブルや娘の反発に心を痛めながらも、姉に支えられながら自立した生活を歩み始めているようでよかったですね。家族であっても甘えを許し続ければ依存を招くことがあります。時には一歩離れることで、相手が自分自身と向き合うきっかけになるのかもしれません。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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