突然の横入り「理不尽な言い分」
最後尾に並んでしばらくすると、私たちの後ろにもどんどん列が伸び、期待が高まっていました。そのとき、ひとりの中年女性が何も言わずに私たちの前へ。
「あの……列の最後は後ろですよ」と伝えると、「年上にゆずる気はないわけ?」と、まったく筋の通らない返し。
後ろにはさまざまな年代の人が並んでいるのに、話がかみ合わず、私たちは戸惑うばかりでした。
「私の分も買ってきて」突然の依頼
その女性は列に残ったまま「立って待つの疲れるわ〜」とつぶやきながら、バッグからメモ帳を取り出し、何かを書きつけました。そして、その紙を私に押し付けるように渡してきたのです。
「私の分も買っておいて。ここに書いてあるから」
そう言うなり、列を離れて向かいのベンチに座り、こちらをじっと監視するように見つめてきます。
突然のことで、A子と私は言葉を失いました。もちろん、依頼を引き受けた覚えもなければ、お金の受け渡しもありません。
ようやく順番が来たけれど…気になる視線
その後ようやく順番が回ってきて、A子が注文。続けて私も、自分と母が好きなプリンを2個購入しました。精算を終えて店を出ると、例の女性が近づいてきました。
「ちゃんと私の分も買ってくれたのね」
「お引き受けしていませんよ」と返すと、女性は「受け取ったんだから当然でしょ」「袋が2つあるなら、1つちょうだいよ」と、筋の通らない要求を続けます。
話がまったく通じず、私たちはあぜんとするばかりでした。
そこへ母が登場…態度が急変した理由
そのとき、「2人とも、お待たせ!」と聞き慣れた声。待ち合わせをしていた私の母が到着しました。母はA子とも仲が良く、今日は3人でカフェに行く予定だったのです。
ところが、母が女性を見るなり表情が変わりました。
「……あれ? Cさん? うちのマンションの方よね?」
女性は一瞬で青ざめ、言葉を詰まらせるばかり。どうやら母が管理している賃貸物件の入居者だったようです。母によると、ここ最近は連絡が取りづらく、郵便物の受け取り状況などから生活の様子が確認できず、気になっていたとのことでした。
私たちが列で起きた一連の出来事を簡単に説明すると、母は「そういう事情だったのね」と驚きながらも、まずは状況を正確に把握しようと女性に向き直りました。
「今日はここでばったり会っただけだから、詳しい話は改めて聞かせてくださいね。ご自宅の状況も確認したいので、後日ご連絡します」
母は淡々と、しかし落ち着いた口調で伝えました。
それ以上は追及せず
Cさんは「誤解なんです」「ちょっと事情があって……」などと言い訳を並べていましたが、母は感情的になることなく、「大丈夫です。詳しいことはまた日にちを決めてお話ししましょう」と繰り返し、必要な連絡先を確認していました。その日はそれ以上追及せず、あくまで管理者としての対応に留めたようです。
私とA子は、公園のベンチでプリンを味わいながら「まさか、こんな展開になるとはね」と笑い合いました。
ほどなくして私たちは大学を卒業し、それぞれ新しい生活へ。「またあのスイーツ店へ行こうね」と約束しています。
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ルールを守らない行動が、思いがけず自分に返ってくるという出来事に遭遇した1日でしたね。今回は行列のワクワクを落ち着いて楽しめなかったと思いますが、次回は何事もなくスイーツを堪能できるといいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※AI生成画像を使用しています
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孤独タヒされて、事故物件にされてないだけマシだけど、ゴミ屋敷化させて家賃滞納したままトンズラするタチの悪い入居者もいるからなぁ。