「自称サバサバ系」の困ったママ友
そのママ友には娘と同じ年の子ども・Aちゃんがいて、子ども同士はとても仲が良かったのです。しかし、彼女は公園に集まるママたちの中でも若かったせいか、常にマウントを取るような態度が目立ちました。
「その服、ちょっとセンス古くない?」
「今日もすごい髪型……何を目指してるの〜?」
年上のママたちに対しても平気で失礼な発言を連発し、眉をひそめられても「私、サバサバしてるから思ったことすぐ口に出しちゃうの! ごめんなさい〜」と、まったく悪びれる様子もありませんでした。
さらに彼女は、ママたちだけでなくパパたちにも積極的に絡み、「やっぱり私、女特有のベタベタした感じが苦手で。男の人といるほうが気がラクだわ」と得意げに話していました。
私は「あんな人の言うことは気にしない」と自分に言い聞かせていましたが、会うたびに嫌みを言われる毎日は、決して気持ちの良いものではありませんでした。
5歳の娘が放った純粋すぎる一言
ある休日のことでした。私が娘と公園で遊んでいると、そのママ友親子がやってきました。子どもたちは会えたことに大喜びで遊び始めましたが、対照的に私の心は沈んでいきました。
案の定、彼女は私を見るなり、「あれ? 今日の服、いつもよりさらに地味じゃない? 部屋着かと思っちゃった」と笑いながら言ってきたのです。
そのとき、近くで遊んでいた娘がトコトコと彼女の前に歩み寄っていきました。そして、じっと彼女の顔を見てこう言ったのです。
「ねえ、Aちゃんのママって、私のママのこと嫌いなの? そういうの『むしんけい』って言うんだよ! 私のママが悲しそうな顔してるよ?」
5歳の娘が発した、あまりにも直球な言葉に、彼女は驚きのあまり絶句。その様子を遠巻きに見ていた他のママたちも、今までため込んでいた不満が限界に達したのか、次々と声を上げ始めました。
公園での大暴露!最悪のタイミングで!?
「いつもダメ出しばかりして、私たちが笑って許していると思ってたの?」
「公園にいるパパたちに媚びを売るのも、みんな冷めた目で見てるからね」
「この前も、知らない男の人と楽しそうに歩いているのを見たって噂になってるよ」
ママたちの反撃に顔を真っ赤にした彼女は、ついに自暴自棄になったのか、信じられない言葉を叫びました。
「何よ! モテない人の僻みでしょ? 不倫のひとつくらい何よ。それくらい私は魅力的な女だってこと!」
しかし、その言葉が響き渡った瞬間、公園の入り口に立っていた一人の男性が足早に近づいてきました。それは、仕事が休みで妻子を迎えに来た、彼女の夫でした。
自業自得なママ友の末路
先ほどのやり取りを完璧に聞いていた彼女の夫は、ものすごい形相で激怒していました。
「お前、不倫してるのか? それに周囲を不快にさせている自覚もなく、いい気になって……。今のお前は男女関係なく嫌われていること、いい加減に理解しろ!」
夫の怒号に、彼女はさっきまでの勢いを失い、真っ青になって震えていました。さらに夫は冷徹に言い放ちます。
「不倫ができるほどいい女なんだろ? だったらその相手と仲良く暮らせ。もうお前とはやっていけない」
その後、彼女は本当に離婚することになったそうです。不倫の事実についても詳しく調べられ、慰謝料の請求などでかなり苦労したと風の噂で聞きました。
彼女がいなくなった公園には、以前のような穏やかで平和な時間が戻ってきました。
「サバサバしている」というのは、本来は執着せずさっぱりしている性格のことで、他人を攻撃していい免罪符ではありません。本当の意味で相手を尊重し、気持ち良くコミュニケーションを取ることの大切さを、改めて痛感した出来事でした。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。