「妊婦だからこれで十分だろう!」義父の言葉に私は……
先に義父と夫が料理を皿に取り分け、私の分はほんの少しだけ残りものを渡されました。すると義父が「妊婦だからこれで十分だろう!」と言い放ち、一方的に私の食事を決めつけ何も言えませんでした。その後も、義実家では、食卓の特等席には必ず義父が座り、私を含む女性陣は一段低い席に並ぶという暗黙の決まりがありました。食事のたびに、その席順が家の中の序列を象徴しているようで、どうしても居心地の悪さが拭えませんでした。
夫にも何度か相談しましたが、「いつものことだから」「これが普通だろ」と軽く流され、改善されませんでした。
義実家の男性優先の態度は改善されず、夫との関係にも溝が広がっていきました。最終的には、義実家の習慣だけが原因ではありませんが、心身の負担も重なり離婚を決断しました。
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この経験から、どんなに近しい関係でも自分の心や生活を守ることが大切だと学びました。また、改善されない環境では我慢するより行動する勇気が必要だと感じました。
著者:平野めお/30代女性・会社員/子どもは4歳で女の子。時短だが会社員。趣味は音楽をきくこと。
イラスト:miyuka
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)