食べ物が吸収されるのはどこ?

私たちが毎日食べている食べ物。この食べ物が体の中でエネルギーになるためには、「消化」してバラバラにし、体の中に「吸収」することが必要です。
では、質問です!
食べ物の栄養を主に吸収しているのはどこでしょうか?

①口
②胃
③小腸
④大腸
さて、どれでしょうか?

正解は…

③の「小腸」が正解でした!
実は、食べ物が最も消化され、栄養が吸収されるのは小腸なんです。
「え、胃じゃないの?」と思った方も多いのでは?
なぜ小腸で吸収されるの?
消化は口から始まり、食道を通って胃に到達します。
消化の流れ
・口:噛んで細かくし、唾液の酵素で炭水化物を分解(消化の始まり)。
・胃:強い酸と酵素の力で、タンパク質をドロドロに溶かす。
・小腸:ここで食べ物をさらに分解し、栄養のほとんどを壁から吸収する。(主役)
・大腸:残ったカスから水分を吸収し、便を作る。
小腸の長さは約6〜7メートルもあり、内壁には「柔毛(じゅうもう)」と呼ばれる無数の小さな突起があります。この柔毛のおかげで、表面積がテニスコートに例えられるほど広くなり、効率よく栄養を吸収できるんです。
胃は「消化(細かくすること)」には欠かせませんが、そこから血液へ「吸収(取り込むこと)」するのはほとんど行われません。
大腸では主に水分が吸収され、残ったものが便として排出されます。
消化器官の働きは中学校で学習する内容。子どもに質問されたときにサッと答えられたら、ちょっとカッコいいかもしれませんね!
果たして、正解がわかったでしょうか?もし間違えた場合はこの機会に覚えて、クイズとしてまわりに出題してみてくださいね!
りんごのイラスト/タワシ