手抜きなんて言わせない!サバ缶のちゃんちゃん焼き

日本テレビ『スッキリ』で料理人・鳥羽周作さんが紹介し、俳優・竹内涼真さんが作っていた「サバみそちゃんちゃん焼き」を作ります。
一般的には鮭を使うことの多い北海道の郷土料理・ちゃんちゃん焼き。サバ缶で作れるなんて、目からウロコです。
ところで竹内さんといえば、TBS火曜ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』が話題になりましたよね。
筆者は原作漫画も愛読していて、ドラマも毎週欠かさずに観ていました。竹内さんがまたハマり役なんですよね!
ドラマ序盤の竹内さん演じる勝男だったら「サバ缶を使うなんて手抜きだ!」なんて言いそう(笑)。
でも鳥羽シェフのレシピなら味はバツグンに違いありません!
鳥羽周作さん「サバみそちゃんちゃん焼き」のレシピ

材料(2人分)
・サバ缶(味噌煮)…1缶
・キャベツ…4~5枚
・にんじん…1/3本
・玉ねぎ…1/2個
・もやし…1/3袋
・しめじ…1/2房
・厚揚げ…70g
・水…大さじ3
・塩…少々
・こしょう…少々
・油…適量
・バター…20g
・ネギ(小口切り)…適量
にんじんは小さいものを1本、塩とこしょうは「味付塩こしょう」を使用しました。
作り方①食材を準備する

キャベツ、にんじん、玉ねぎはひと口大にカットします。

しめじは1本ずつほぐし、厚揚げは2cmくらいの厚さにカットしましょう。
作り方②野菜を炒める

フライパンに油をひき、まず火が通りにくいにんじんと玉ねぎを炒めます。

しんなりしてきたら、キャベツ、しめじ、もやしを加え、塩、こしょうをふってさらに炒めてください。
この時は、にんじんと玉ねぎを3〜4分、追加の具材を入れてからさらに2〜3分中火で炒めました。
作り方③厚揚げを加えて炒める

②に火が通ったら厚揚げを加えます。
食材の水分でベチャベチャになりがちな炒め物。厚揚げを加えることで、余分な汁気を吸ってベチャつきにくく、うまみもアップするそうです。
作り方④サバ缶を入れる

軽く混ぜたら、 サバ缶を汁ごと入れましょう。汁には旨みが凝縮されているので、本格的な味になるそう。
サバは食べやすいよう、ほぐすように混ぜました。
生の魚だと火の通りが気になりますが、そのまま食べられるサバ缶であれば気楽に作れますね。
作り方⑤蒸し焼きにする

水を加え、蒸し焼きにしましょう。筆者は弱めの中火で2〜3分ほど蒸し焼きにしました。
作り方⑥バターを加える

水分が煮詰まったら、バターを加えて軽く混ぜます。サバの風味とバターの香りが混じって、鉄板焼き屋さんのような香り。
器に盛って、小口切りしたネギを散らせば完成です!
【実食】ボリューム満点!サバ缶の旨みとバターの香りがたまらない

写真は半分ほどの量なのですが、具材がたっぷり入っていてボリューミー。彩りもきれいで見た目からして満足度が高そうです。

まず感じるのは、サバの味噌煮缶ならではの深い旨み。
そのまま食べると少し濃く感じることがありますが、塩辛さもなく、まろやかな味噌の甘みが舌に広がります。
そして後から追いかけてくるバターのコク。これがもう反則級に合うんです。

お肉を使わない炒め物はちょっと物足りないのでは?と思いきや、サバの旨みをたっぷり吸った厚揚げのおかげで十分な食べごたえ。
野菜にもサバの味がしっかり行き渡っていて、特にキャベツの甘みと味噌の風味がバランスよく絡み合います。

驚いたのは、時間が経ってもベチャつきが少ないこと。炒め物はどうしても水分が出やすいものですが、厚揚げが見事にそれを受け止めてくれています。
余分な汁気を吸い込みつつ、旨みを閉じ込めてくれる厚揚げ。炒め物の新レギュラーに決定です。

味噌とバターの余韻がふんわりと残り、ご飯のおかずとして超優秀。大食いの夫はご飯にオンして夢中でかきこんでいました。
サバ味噌煮缶の底力
驚くほどご飯がすすむ一皿でした。味付けのメインはサバ味噌煮缶なので、失敗もしにくいはず。
余った野菜をどんどん入れてアレンジするのも良さそうですよ。