ペットカメラが大活躍
「お義母さんの味方をしない」と約束したお義姉さんは、その約束を簡単に破り、私を悪者にして帰っていきました。
その夜、ケンとレンにお義姉さんが来たときのことを詳しく話した私。するとケンが、お義母さんの身勝手な行動や嘘の証拠を押さえるために、昔使っていたペットカメラを設置しておいたと言いました。
お義姉さんが来ていたとき、急に態度を変えた瞬間も撮れているため、その映像とともに「明日、母さんと話そう」ということになり……。













翌朝、起きてきたレンくんが、「夜中に物音したよね?」と、ペットカメラの映像を確認すると、そこに目を疑うような衝撃の光景が記録されていました。
暗闇の中でキョロキョロする義母。あろうことか、キッチンで鍋のフタを開け、鍋から直接料理を口に運び、その箸を再び鍋へ……そしてニタリと笑っていたのです。
「母さん、これ見ろ。キッチンに入るなって言ったよな?」
ケンさんが映像を突きつけると、義母は「違う! 私はそんなことしてない!」と否定。さらに「監視するなんていじめ! 虐待! ミサキちゃんに言ってやる!」と論点をズラし、逆ギレして義姉に電話をかけ始めました。
「助けてぇ! ケンたちが私を盗撮したの」
そう話す義母に対し、「今、忙しいんだけど……」とスピーカー越しに聞こえる義姉の声。ユリさんはケンさんに目配せし、スマホの録音ボタンを押しました。
「姉さん昨日、俺たちが姉さんを『脅した』って言ったらしいな?」
ケンさんが問いかけると、電話の向こうの義姉は動揺し、「ケン!? え……? そんなこと……い、言ってないわよ!」と言い切ります。
保身のために、昨日の義母への発言をあっさり否定した義姉。その瞬間、ユリさんは録音を停止。嘘が暴かれ、義母の頼みの綱だった義姉が自滅した決定的瞬間を、しっかりと記録に残したのでした。
◇ ◇ ◇
自分を守るために平気で嘘をつき、証拠を突きつけられても「違う」と言い張る。ここまでくると、まともな話し合いは不可能ですね。理不尽な相手と対峙するとき、感情論や記憶だけでは太刀打ちできないことがあります。
悲しいですが、自分の身と家族の平穏を守るためには、「録音」や「録画」といった客観的な事実(証拠)を残すことが、防衛手段のひとつになるのかもしれません。証拠が必要な事態にならないよう、普段から誰に対しても嘘なく誠実に接したいですね。
小出ちゃこ