崩れ落ちる虚像
私に脅されてお義母さんとの縁を切らされそうになったという、昨日の発言をあっさり否定して、お義母さんの電話を切ったお義姉さん。
通話終了音が鳴り響き、お義母さんは立ち尽くしていました。














ケンさんは、義姉に裏切られ、立ち尽くす義母に冷徹に追い打ちをかけました。
「これが姉さんの本性だ。姉さんは母さんから小遣いが欲しかっただけなんだよ」
そして、義姉が嘘をついた直後にニヤリと笑う決定的なカメラ映像を突きつけるケンさん。「嘘よ……」現実を認められず、泣き叫ぶ義母でしたが、ケンさんは「これ以上、嘘をつけば、この証拠を公表する」と告げました。
その夜、暗いリビングで義母はひとり、何度も義姉に電話をかけますが、返ってくるのは虚しい呼び出し音のみ。悲しみに暮れていた義母でしたが、次第に怒りに支配されていきます。
「どいつもこいつも私をバカにして……私は悪くない! 私は被害者なのに!」
逆恨みの果てに、義母は何やら思いついた様子で、不気味にほほ笑みます。
そして翌朝、ユリさんがキッチンで見つけたのは、『私のことがそんなに邪魔なら、死んでお詫びします』と綴られた置き手紙。
「また始まった……」とあきれるユリさんでしたが、義母の部屋はすでにもぬけの殻となっていたのでした。
◇ ◇ ◇
家族という関係に甘え、自分の非を認めずに嘘を重ねる義母。話し合いだけでは限界がありますね。そんな相手に対しては、自分たちの生活を守るため、ケンさんのように客観的な事実や逃げられない証拠を突きつけることが、最善の策なのかもしれませんね。
相手のペースに巻き込まれて疲弊する前に、事実を冷静に記録する「防衛策」を講じる勇気を持ちたいものです。同時に、自分自身が誰かとの信頼関係において、保身のために大切な人を裏切るような嘘をついていないか、日頃の誠実さを常に問い直したいですね。
小出ちゃこ