そのまま焼く前に試したい!スーパーで買った安い肉が変わる裏技

今回挑戦するのは、油を活用してステーキ肉をジューシーに焼くという裏技。フライパンに油をひくのではなく、なんと「油でマリネする」方法なんです。
油にしばらく漬けておくだけで、スーパーのリーズナブルなステーキ肉でも美味しく焼き上がるのだとか。
やわらかくする裏技として、玉ねぎのすりおろしや炭酸水に漬ける方法もありますが、家にない日もありますよね。その点、油ならどの家庭にもあり、準備もほとんどいりません。
使う油は、サラダ油・オリーブオイル・米油など、家にあるものでOK!今回は違いが気になったので、そのまま・サラダ油・オリーブオイルのステーキで実際に食べ比べてみました。
所さんの目がテン!「油を活用してステーキ肉をジューシーに焼く裏技」検証

材料(1枚分)
- ステーキ肉…1枚
- 油…小さじ1〜2程度
作り方①ステーキ肉を油となじませて10分置く

ステーキ肉をポリ袋やチャック付きの袋に入れ、そこへ油を注ぎます。
今回は、スーパーで一番安かった肉を使って検証してみました。

袋の上から軽くなじませたら、あとは10分ほど常温で置くだけ。このひと手間で、どれほど変わるのか楽しみです。
作り方②油に漬けたステーキ肉とそのままのステーキ肉を焼く

10分漬けたあとは、キッチンペーパーで余分な油をさっとふき取り、フライパンへ並べて焼いていきます。
火が入っていく様子を見ていても、この段階では見た目の差はほとんど感じません。焼きすぎるとかたくなりそうだったので、ミディアムを意識して慎重に火加減を見守りました。
【実食】3種類を食べ比べ!意外な結果に……?

焼き上がった3枚を並べてみると、見た目には大きな差はありません。ただ、油に漬けていたステーキ肉は表面にほんのりツヤが出て、しっとりした印象があります。
味付けは、どれもシンプルに塩胡椒だけで食べてみます。
そのまま焼いたステーキの感想

まずは、そのまま焼いた肉から。
うん……やはり普段スーパーで買う安いステーキのかたさ。ところどころ噛みきれない部分があり、少し工夫が必要だなという印象です。
オリーブオイルに漬けたステーキの感想

続いて、オリーブオイルに漬けておいたステーキ肉。香りが強く出るかも?と心配していましたが、意外と気になりません。
そのまま焼いたものと比べると、ほんのりしっとりした程度で、やわらかさに大きな変化は感じませんでした。
サラダ油に漬けたステーキの感想【一番おすすめ】

そして最後は、サラダ油。こちらは変化がわかりやすく、噛んだ瞬間に肉汁が広がります。若干やわらかくなり、今回の中では、一番おすすめしたい仕上がりです。
別の日にも同じ方法で試してみると、やはり劇的に変わるというより、食べ比べてようやく違いが見えてくる控えめな変化という印象でした。
なぜ食感に違いが出るの?
番組では、東洋大学・食環境科学部の露久保美夏准教授が次のように説明していました。
「油が肉に浸透することで、加熱後に肉の中から流れ出てしまうエキスや油分を抑え、うま味を保持する効果が期待できます」
なるほど、油に漬けた方がジューシーに感じた理由にも納得です!
試してみる価値あり
油の種類によって変化が生まれることを、あらためて実感できる結果となりました。
焼き方や肉の部位によって仕上がりは変わりますが、少しでもやわらかくしたいなと思ったときに気軽に取り入れられるのが魅力です。
気になった方は、ぜひ一度試してみてくださいね。