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実家に帰らせない夫「嫁に来たんだから帰省は不要!」思い切って義両親に話したら…援護射撃で一発逆転!?

私は夫と2人暮らしをしています。引っ越しまであと1週間というころ、夫は「準備は進んでいるか」「俺は仕事があるから手伝えないけど、ちゃんと進めておけよ」と言ってきました。私は「進んでるよ」と笑って返しつつ、内心では少し複雑な思いを抱えていました。新天地は夫の地元で、義父母との同居が前提だったからです。

同居して1年―夫の態度に、少しずつ違和感が…

夫はすでに転職先も決まっており、義母が縁をつないでくれた会社だと聞いていました。義父母はとてもやさしく、私たちのために部屋を空け、家の荷物まで整理して迎える準備をしてくれていたのです。

 

夫は「お前はお袋と仲がいいみたいだからスムーズでよかった」「文句ばかり言う嫁もいるらしいから、態度には気をつけろ。どんなときでもうちの両親を立てろ」と釘を刺してきましたが、当時の私は「大丈夫だよ」と思っていました。義母とは価値観も合う気がしていたからです。

 

同居して1年ほどが経ち、私が臨月を迎えたころのことです。体調が安定していなかったため、床の水拭きや風呂掃除など、前かがみになる家事は義母にお願いしていました。

 

義母は「妊婦が無理しちゃだめ」と言い、むしろ私が動こうとすると叱るほどでした。ところが、その話を夫にすると、彼は顔色を変え、「そんな重労働を母さんにやらせてるのか」「嫁が率先してやるべきだろ!」「甘ったれたことを言うな、嫁の自覚はあるのか」と、強い口調で責めてきたのです。
 

「今は臨月だから…」と伝えた私に、夫の反応は

私は「普段は私がやっている」「今は臨月で動きづらいだけ」と説明しましたが、夫は「母さんが嫁の自覚を試しているのかもしれない」と決めつけました。さらに、買い物の送迎を義父に頼んでいることまで持ち出し、「運転してやると言われても遠慮するのが筋だ」「妊婦だからといって特別扱いされると思うな」と言ったのです。

 

体調や安全面について話しても、「田舎道で事故なんて起きるわけがない」「年寄りの運転のほうがよほど危ない」と言葉をさえぎられ、最後には「お前はよそ者なんだから、もっと立場を考えろ」「敬語を使え」とまで言われました。義父母の前では、私はずっと敬語を使っていましたし、馴れ馴れしく振る舞った覚えもありません。それでも夫にとっては、私が少し笑顔で話すだけで「調子に乗っている」ことになるようでした。

 

赤ちゃんをおなかに抱えながら、私は次第に、「この人は私を守るためではなく、私を縛るために“嫁”という言葉を使っているのだ」と、はっきり感じ始めていました。

 

 

「孫を見せたいから実家に帰る」と夫に伝えたら…

出産から5カ月ほどが経ったころ、私は思い切って「そろそろ一度、実家に帰ろうと思っている」と切り出しました。私の母は腰の手術後で、長時間の移動が難しく、こちらへ来るのは大きな負担になります。初孫にまだ一度も会えていない母の顔が浮かび、せめて短期間でも抱っこしてもらいたいと願っていました。

 

しかし夫は、理解できない話を聞いたかのように眉をひそめ、「なんで実家に帰るんだ」「うちに嫁に来たんだから、実家に行くのはおかしい」「お前はもうこの家の人間なんだから、元の家族とは他人同然だろ」と言いました。言葉を失いながらも、「結婚しても家族は家族だよ」「縁を切るなんて聞いたことがない」と、私は必死に返しました。

 

それでも夫は、「世の中がどうかは関係ない。俺がそう言ったら従うのが嫁の役目だ」「嫁入りしたなら一生義実家に尽くせ。元の家族のことは忘れろ」と言い放ちました。その瞬間、胸の奥がすっと冷えました。義父母のことは好きでしたし、支えてもらってきました。それでも、私の「帰る場所」まで奪おうとする言葉は、愛情でも常識でもなく、ただの支配だと感じたのです。

 

「それができないなら未熟な嫁のままだぞ」と言われても、私は「それでいい」と答えました。けれど夫は折れず、日々の些細なことにも「礼儀」「自覚」「よそ者」と言葉の釘を打ち続けました。追い詰められた私は、初めて義父母に相談する決意をしました。
 

 

これまでの夫の言動を義両親に伝えたところ…

臨月の家事のこと、運転のこと、実家に帰る話をしただけで怒鳴られたこと、そして「実家を捨てろ」と言われたことまで、震える声で伝えると、義母は目に涙を浮かべ、義父はしばらく黙ったあと、「そんなことを言うために同居したんじゃない」と静かに口にしました。

 

義母は「気づいてあげられなくてごめんね」と何度も謝り、そのとき初めて、私が「我慢がたりない」のではなかったのだと知りました。義父母は「あなたは逃げていい」「赤ちゃんを守りなさい」と背中を押してくれました。私が実家へ帰る日、義父は駅まで車を出し、義母は道中で食べられるようにと、おにぎりをいくつも持たせてくれました。

 

私が「実家に帰ることにした」と夫に告げると、彼は怒鳴り散らし、「今すぐ戻ってこい」「許されるわけがない」と言いました。しかし、「お義父さんが駅まで送ってくれた」「お義母さんも一緒にいる」と伝えた途端、夫の声は明らかに揺らぎました。
 

“妻”を支配しようとした結果―待っていた結末は

私は、夫が押しつけてきた価値観を義父母が一切支持していないこと、むしろ許せないと言っていることを、淡々と伝えました。夫は慌てて「誤解だ」「実家に帰るのは時期尚早という意味だった」と言い訳を重ねましたが、もう信じることはできませんでした。そして、別居と離婚の準備に入りました。

 

ほどなくして、夫が職場でも孤立しており、態度の問題から「近いうちに辞めてもらう」と言われていたことを、義母から聞きました。以前から他人を「使えない」と見下していた夫に対し、義父は「息子が一番使えないやつだ」と呆れたように言っていたそうです。

 

最終的に夫は義両親から家を出され、仕事も住む場所も一気に失い、「見捨てないでほしい」と私にすがってきました。今度は私の実家に行って尽くすと言い出したとき、私はぞっとしました。かつて「実家を捨てろ」と言い放った人が、居場所を失った途端にすり寄ってくる姿は、反省ではなく保身にしか見えなかったからです。

 

私は「大切な家族に、あなたを近づけたくない」とはっきり断り、手続きを進めました。財産分与と養育費の取り決めを終え、今は子どもとともに実家で暮らしています。義父母とは写真を送り合うなど連絡を取り合いながら、穏やかな日々を過ごしています。
 

◇ ◇ ◇

 

「嫁だから」「家に入ったから」という言葉で相手を従わせようとする関係は、家族ではなく支配ですよね。違和感や苦しさを感じたときは、ひとりで抱え込まず、誰かに相談したり助けを求めたりしながら、自分と子どもが安心して暮らせる環境を整えていきたいですね。

 

【取材時期:2025年12月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。​

※一部にAI生成画像を使用しています。

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