お年玉を渡そうとしたら「まだよ!」の一言
お正月、義実家には親族が集まり、和やかにくつろいでいました。そのとき、当時3歳だった息子がすぐそばに座っていたため、特に深く考えず、まずは息子にお年玉を渡そうとポチ袋を取り出した私。
すると突然、義母から「それ、まだよ!」と制止する一言が……。
どうやらこの家には、「お年玉は一番の年長者が口火を切って渡す」という暗黙のルールがあったようです。それを知らなかった私は、慌ててポチ袋を引っ込める羽目に。親族の前で、なんとも気まずい空気が流れてしまいました。
夫も一瞬きょとんとしていましたが、すぐに「ああ、そういえば……そんな順番があった気がする」と苦笑いを浮かべていました。
いとこの「中身チェック」で場が凍る!?
義母に止められたあと、少し間を置いてから「じゃあ、そろそろお年玉をあげようか」と義父が声をかけました。それを合図に、年長者から順番に子どもたちへポチ袋が手渡され、場の空気もようやく和らいだように感じました。
私も無事に配り終え、ホッと一安心。ところが、そう思ったのもつかの間。義兄の息子さん(小学生)がポチ袋の中をのぞき込み、「えっ、おばちゃん(私)からのは●●円しかない!」と大きな声で言ったのです。
その場が一瞬シーンと静まり返り、私は顔が真っ赤に。どうやら私が用意した額は、義兄が用意したものより少なかったようです。ちなみに●●円という金額は、事前にネットで調べた「小学生のお年玉の相場」に合わせたものでした。
義兄は「うちは毎年、小学生は▲▲円、中高生は■■円って決めてるからね」と笑っていましたが、私は苦笑いするしかありません。義実家として統一ルールがあるわけではないものの、義兄の家庭内では学校の区分ごとに金額を固定していたようです。
そんな事情を知らずに準備していた私は、気まずさと恥ずかしさで、正月早々冷や汗をかいてしまいました。夫は少し困り顔をしながらも、「うちはうちで、相場を参考に金額を決めたんだ」と軽くフォローしてくれました。
モヤモヤを笑い話に変えてくれた義母
その後、義母がやさしく笑いながらこうフォローしてくれました。
「◯◯(義兄)は子どもが3人、あなたのところは1人でしょ。同じ金額だと釣り合いが取れないわよねえ」
その言葉に救われ、場の空気は一気に和やかに。義兄夫婦も「そりゃそうだよね」と笑ってくれて、ようやく私も肩の力が抜けました。
お年玉は、金額よりも気持ちを込めて渡すことが一番だと私は思っています。今ではこの出来事も、毎年恒例の“お正月ネタ”として笑って話せるようになりました。
また、この件をきっかけに義母や義兄夫婦とも気軽にお金の話ができるようになり、かえってお互いの距離がぐっと縮まった気がしています。お年玉を通して、家庭ごとにルールや考え方は違うのだと改めて実感したお正月でした。
著者:小川まい子/40代女性。2020年生まれの息子を育てながら、フルリモートでフルタイム勤務のワーママ。育児と仕事の両立に奮闘する日々。家族で海外と温泉を巡る“湯けむりノマド”を目指し、週末は格安航空券と湯治先を探している。時々、海外でホカンスも。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
※AI生成画像を使用しています