A子のことを彼に相談すると…
一緒にサロンを経営し始めた当初は、A子も丁寧な接客を心がけ、お客さんを大切にしていました。しかし、お客さんから「きれいで憧れます!」など容姿を褒められる機会が増えると、A子はみるみると調子に乗っていき……。お客さんのことを見下す発言も増え、お店の細かいことは私に丸投げするようになったのです。
困った私は、婚約者であったB男にA子のことを相談。B男は何度かお店に顔を出しており、A子と会ったこともあります。
私が「A子の言動がひどくて……」と愚痴をこぼすと、B男は「それは大変だね。でも、あんなに美人なら、調子に乗っちゃう気持ちもわかるなあ」とひと言。さらに、「お前はもう少し、A子ちゃんに対して広い心で接してあげてもいいんじゃない?」と言ってきたのです。
私は「私の味方になってくれないんだ」と少し悲しくなりましたが、「確かに、心に余裕を持つことは大切。イライラしても仕方がない」と気持ちを切り替えたのでした。
彼が結婚式をドタキャン!?
それから2カ月後、私と彼の結婚式の日になりました。私のほうが準備に時間がかかるため、B男よりも早く式場入り。しかし、時間になっても彼は姿を現さなかったのです。
「体調不良? それとも事故にでも遭ったのかな」と心配になり電話をしましたがつながらず……。電話を切った瞬間、彼から信じられないメッセージが届いたのです。
「ごめん。俺、お前と結婚できない」
「はい?」と、私は頭の中が真っ白になりました。さらに続けて、「実は俺、A子ちゃんと付き合ってるんだ」とのメッセージが。予想外の展開に私は「冗談はやめてよ!」としか返せませんでした。
しかし、B男は本気のようで、「A子ちゃんみたいな美人と付き合うのが夢だったんだ」「A子ちゃんにはすぐにプロポーズする」と言い出し……。結局、私は両親とプランナーさんと相談し、結婚式は中止になりました。
彼からいきなりの電話
その後、私はA子に「私の婚約者と付き合っていたんだね。あなたの顔はもう二度と見たくないから、お店は譲る」と連絡。数週間は落ち込み実家に閉じこもっていましたが、両親の支えもあり、B男から支払われた慰謝料と結婚式のキャンセル料で、「新しいサロンを開こうかな」と考えるようになりました。
そんなある日、いきなりB男から電話がかかってきました。最初は出ないでおこうと思ったのですが、「文句の1つくらい言ってやろう」と通話ボタンを押すことに。すると開口一番に、B男は「助けてくれ!」と泣きついてきたのです。
A子のその後は…
話を聞くと、私が抜けてからというもの、サロンの経営状況は最悪とのこと。それもそのはずです。A子は経営の細かいことはすべて私に任せていたのですから。さらに、B男が接客や予算についてアドバイスをしても聞き入れず、「私のせいではない。店の内装がダサいのが原因」と、借金をしてでも改装工事をしようとしているそう。
「A子ちゃんがあんなに傲慢だとは思わなかった。別れるからよりを戻そう」と必死に訴えるB男に、私は「結婚も経営も一緒。信頼がすべてで、その信頼をあなたは壊したの。あなたとやり直す気は、1ミリもありません」と一蹴し、電話を切ったのでした。
現在、私は新サロンを開業するために、準備を進めています。婚約破棄の傷が完全に癒えたわけではありませんが、お客さんの笑顔に溢れたサロンを作るため、仕事に邁進しようと思っています!
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
イラスト:わかまつまい子
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!