義母の小言に対して夫がビシッと!?
娘がまだ小さく、毎日が嵐のように過ぎ去っていたころのことです。義母を自宅に招いて食事をしていたのですが、ふと、義母が部屋の隅々まで見渡すような視線を向けました。
そして、少し困ったような顔で私にこう言ったのです。
「なんだかお家の中が落ち着かないわね。育児が大変なのはわかるけど、あなたはお母さんなんだから、もう少し家のこともしっかり整えないと。この子(娘)のためにも良くないわよ。〇〇(夫)だってかわいそうだわ。毎日遅くまで働いてるのに、お家がこれじゃあ休まる暇もないわよね」
その言葉に、私は持っていたお箸を止めて固まってしまいました。義母の指摘はもっともで、痛いところを突かれたという思いがしました。夫に対しても「本当はもっと寛げる環境を」と、心のどこかでずっと負い目を感じていたからです。
ですがその一方で、「これ以上どうすればいいの?」と叫びたい気持ちもありました。息をつく暇もなく娘を追いかけ、自分を後回しにして精一杯やっている自負はあったからです。正しいけれど、今の私にはあまりに過酷な正論に、「すみません……」と謝ることしかできず、悔しさと情けなさで胸がいっぱいになりました。
そのとき夫が、「母さんあのさ! ちょっと待ってよ」と、私の代わりに義母を真っ直ぐ見て言ってくれました。
「家がこうなのは、それだけ娘に手をかけてくれてる証拠だよ。俺がそれでいいって言ってるんだから、母さんに文句言われる筋合いはないよ。俺はむしろ感謝してるけどね」
普段は温厚で、滅多に声を荒らげることのない夫が、私のことをかばってくれたのです。夫が自分の味方をしてくれたことがうれしかったのもあり、思わず涙が溢れてしまいました。
義母も夫の気迫に驚いたのか、ばつが悪そうな顔をして視線を泳がせています。それ以上は誰も何も言えなくなり、食卓にはなんとも言えない、気まずい空気が流れていました。それでも私の心はどこかホッとしていたのです。
自分が何も言えないとき、夫が味方になってくれることがこれほど心強いものだとは思いませんでした。この出来事以来、夫への信頼はさらに深まり、「この人と家族になってよかった」と心から感じています。夫婦の絆を再確認できた、私にとって忘れられない出来事です。
著者:中林紀子/30代女性/結婚7年目の専業主婦で、小学2年生の娘を育てている。日々の家事や育児に奮闘しながらも、家族との時間を大切にしている
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
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