実家を離れることを選んだ理由
私が両親と距離を置くようになったのは、小学生のころからでした。両親は「妹は愛想がいい」「妹は見た目がかわいい」といった理由で、常に妹を優先し、私の気持ちには目を向けてくれませんでした。
その影響もあってか、妹は次第に自信過剰になり、私の持ち物に対しても遠慮がなくなっていきました。服やバッグを勝手に使われたり、私の交友関係に口出しされたりすることが重なり、私は「この家にいても居場所がない」と感じるようになったのです。
実家を出てから、両親とはほとんど連絡を取っていませんでしたが、結婚が決まったことをきっかけに、最低限の報告だけはしておこうと連絡をしました。
その際、過去の経験から「妹には今は伝えないでほしい」とお願いしました。根拠のない不安かもしれませんが、心のどこかで警戒していたのだと思います。
妹から届いた思いがけない連絡
ところが数日後、妹から突然メッセージが届きました。
「商社マンと結婚するなんてすごいじゃん! なんで隠してたの?」
どうやら両親との電話の内容を耳にしたようでした。さらに妹は、夫のSNSを見つけ、自分の写真を添えて「義妹です」とあいさつのメッセージを送ったと言うのです。
夫からは形式的なあいさつ程度の返信があったようですが、それを見た妹は、「やっぱりお姉ちゃんのものは全部私がもらう」と、冗談とも本気とも取れる言葉を投げかけてきました。
妹の言葉に、私は「私の“物”なら、全部あげるよ」と冷静に返しました。
数日後、私は引っ越し準備の中で不要になった家具や家電を整理し、それらを実家宛てに送りました。あくまで、処分に困っていた物をまとめただけです。
お望み通りにした、その後
しばらくして、妹から怒った様子の電話がかかってきました。
「こんなの、いらないんだけど。どういうこと?」
私は落ち着いて「私の持ち物は全部あげるって言ったでしょ。でも、人は物じゃないからね」と答えました。あわせて、夫から「見知らぬ人を名乗るアカウントから写真付きの連絡が来たが、不安に感じて対応せず削除した」と聞いていたことも伝えたところ、妹は明らかに動揺している様子でした。
それ以降、妹から連絡が来ることはありません。
この一連の出来事を知った両親は、「妹ばかりを優先していた」と、初めて私に謝ってくれました。過去が消えるわけではありませんが、その言葉で長年のわだかまりが少し和らいだ気がしました。
今は、私自身を選び、尊重してくれる夫と、新しい家庭を築いていきたいと考えています。
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過去の経験から冷静に距離を取り、自分を守る選択をした判断は見事でした。感情的にならず、淡々と対応したことで、結果的に家族それぞれが自分の行動を見直すきっかけにもなったようです。これからは、自身の幸せを最優先に、新しい生活を歩んでいってほしいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※AI生成画像を使用しています
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