めまいの症状があるときはまず受診を
駒形先生によれば、めまいが度々起きたり、強いめまいが起きるときは受診したほうが良いそうです。
「更年期だから、老化だからで片づけてしまうと、重大な病気を見逃してしまう可能性があります。気になるめまいの症状がある場合は早めに受診しましょう」(駒形先生)。
「めまい」の定義には諸説ありますが、原因によって、脳の障害による“中枢性めまい”と、内耳や神経の障害による“末梢性めまい”に分けられると言います。
「中枢性めまいは、ふらつきや失神感、歩行障害などの症状が主で、回転するような激しいめまいがない場合でも、脳卒中や脳腫瘍など致命的な脳疾患が原因となっていることがあります。特に、激しい頭痛、ろれつが回らない、物が二重に見えるといった神経症状を伴う場合は、緊急性の高い中枢性めまいの可能性があります。
一方、末梢性めまいは内耳の異常によるものが多く、代表的な病気としてメニエール病、良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎などがあります。
いずれの場合も、まずは脳外科か耳鼻科を受診すると良いでしょう」(駒形先生)。
めまいは自律神経の乱れも一因に

脳外科や耳鼻科を受診しても、特定の病名がつかなかった場合、そのとき初めて自律神経の乱れによるめまいである可能性があるそうです。
「めまいやふらつきは、女性が多く発症するといわれています。女性特有のPMS(月経前症候群)や月経困難症、更年期障害の症状としても表れるなど、多くの女性が経験するものです。
特に更年期の女性は、閉経期前後の約10年間に卵胞ホルモンであるエストロゲンの分泌が急激に減少し、自律神経のバランスが乱れます。それに加えて感覚器官の加齢変化やストレスなどによってめまいや耳鳴りなどの症状が出やすくなります」(駒形先生)。
自律神経を整えるには?
過労ならしっかり睡眠を、ストレスがたまっているなら発散を

それでは、自律神経を整えるにはどうすれば良いのでしょうか。
「ただでさえ更年期の女性はホルモンバランスの乱れから、自律神経が乱れやすくなっています。それに加えて過労やストレスがあると、さらに悪化してしまいます。
ですから、まずは過労ならしっかり睡眠を取って休んで、ストレスがたまっているなら発散しましょう。
しかし、寝ても疲れが取れない、どのように発散して良いかわからないという方もたまにいらっしゃいます。そんな場合は自分が元気なときに、自分はどうすればリラックスできるのか、見つめ直してみると良いと思います。
おすすめは趣味を持つことです。日常を離れて、夢中になれるものを見つけてみてはいかがでしょうか」(駒形先生)。
まとめ
40代、50代は仕事でも家庭面でも過労やストレスがたまりやすいもの。めまいは、体からの「もっと休んだほうがいいよ」というサインの一つなのかもしれません。まずは、めまいが気になる方は医療機関を受診をして安心することが改善の第一歩と言えます。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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取材・文/mido
ライター歴25年以上。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。