消えた3万円と、信じられないひと言
そんなある日、家の中で小さな出来事が起きました。私の財布から、3万円がなくなっていたのです。
念のため夫に相談すると、彼は「娘が財布からお金を取っているのを見た」と言いました。その言葉に、私は大きな戸惑いを覚えました。信じたい気持ちと疑問が入り混じり、すぐには娘に確認できずにいました。
娘から届いた、想定外の告白
このままではいけないと思い、意を決して娘にメッセージを送りました。すると、返ってきたのは「ごめんなさい。お金が足りなかったから借りました」という言葉でした。
理由を聞くと、娘はこう続けました。
「小学生のころから貯金していたお金と、お小遣いを、ママの再婚相手に渡してた」
「借金の返済に使うって言われた」
私は思わず、言葉を失いました。
明らかになった夫の事情
娘と電話で話し、詳しく聞いてみると、夫の指示で私の財布からお金を取ったこと、これまで貯めてきたお金を渡していたこと、そして夫に多額の借金があることがわかりました。
私も夫に直接連絡し、事情を聞きました。すると、夫はクローゼットに高額な腕時計を隠しており、その購入のために借金を重ねていたことが判明したのです。
私は、まず娘に返すべきだと思い、「時計を換金して返金してほしい」と伝えました。しかし、夫は「その時計は命よりも大切なものだ」「お金は返せない」と言い切りました。
その瞬間、私の中で何かが決定的に崩れました。娘を守れなかった後悔と怒りが一気に込み上げ、私は離婚を決意しました。
最後に明かした、静かな真実
数日後、私たちは正式に離婚しました。夫が離婚届に署名を終えた後、私は静かにこう伝えました。
「その時計、偽物だったよ」
彼は苦笑し、最初は信じていない様子でした。しかし、私には鑑定士の知人がおり、以前家に来た際に見てもらっていたのです。その結果、時計は正規品ではない可能性が高いとわかっていました。
その後、元夫がその時計をどうしたのかは知りません。今の私にとって何より大切なのは、娘の心を守ること。この出来事を二度と繰り返さないよう、肝に銘じて生きていこうと思います。
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家族よりも大切にしていたコレクションの時計。その価値は、思い込みの中にしか存在しなかったのかもしれません。本当に守るべきものは何か――その答えを、改めて考えさせられるエピソードでしたね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※AI生成画像を使用しています
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