里帰り中、夫の言動に深まった温度差


臨月に入ったある日、夫と電話で話していると、夫は「今度、母さんが遊びに来るから東京の実家に付き添っていく」「友人の家に遊びに行ってくる」などと、長距離を移動する予定を次々と話し始めました。私の里帰り先までは片道6〜7時間。
さらに「会社の人たちが俺の育休前の送別会をしてくれるから週末飲んでくる」「最近お酒にハマって毎日晩酌してるよ」と笑いながら言う夫。
私は、いつ産気づいてもすぐに来られるようにと、必要な準備をまとめたタスクリストまで渡していました。しかし、その重要さが伝わっていなかったこと、そして「もし今日の夜に産気づいたら、来られないのでは?」という現実にがくぜんとしました。
出産の2カ月前に里帰りしていたこともあり、「せめて臨月前に済ませてほしかった」という思いが込み上げました。義母も私の状況を知っているはずなのに……と、心の中で複雑な気持ちが渦巻き、ひとり涙が出ました。
夫婦で違っていた出産の解像度
落ち着いて考えてみると、私と夫では「出産への理解の深さ」がまったく違っていました。
妊娠が判明したときから、私は日々おなかの変化を感じながら、寝転びながらスマホで情報を調べ、何度も読み返し、出産までの流れを具体的にイメージしていました。
一方、夫は、出産や乳幼児期のリアルな部分ではなく、子どもが小学生・高校生になった未来の話を楽しそうに語ることが多いタイプ。
仕事で残業もあり、家事も私がいてもいなくても一定程度こなしてくれてはいますが、その状況で私と同じ解像度を持つのは難しかったのだと思います。両親学級も一度きりの参加でした。
「もっと自分でも調べてほしい」という気持ちもありましたが、ひと呼吸おいて、私は夫にこう伝えることにしました。
「私が調べた内容を順番にまとめて伝えるね」
「今こう思っているから、こうしてほしい」
言葉にして伝えることから始めることにしたのです。
言葉にして初めて伝わる今の状況
実際に伝えてみると、夫は何度も「え、そうなの? 聞いてなかった」と驚くばかりでした。そして、私がおしるしが出たと連絡したときには、「それって何? 今から帰ったほうがいい?」と、これまでにないほど緊張した声で聞かれ、思わず力が抜けて笑ってしまいました。
私は落ち着いて伝えました。「これは出産が近いサインだよ。まだ来なくて大丈夫。破水か陣痛がきたら、そのときは落ち着いてタスクを済ませて向かってきてね」
夫婦といっても、2人とも“親1年生”。「指示待ちの夫を甘やかしている」という声もあるかもしれませんが、お互いに得意・不得意があり、それを補い合うのが夫婦だと感じています。
まとめ
臨月の不安と孤独の中で、夫との温度差に涙した日もありましたが、言葉にして気持ちや状況を伝えていくことで、少しずつ理解は深まりました。これから子どもを育てていく中で、山も谷も避けて通れません。だからこそ、丁寧に伝え合いながら歩んでいく パートナーでありたいと感じた出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:水野ぼん/30代女性・主婦
マンガ/へそ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
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