別のママ友がビシッと言ってくれた結果
幼稚園の送迎後、園庭の隅でママ友たちと立ち話をすることが、いつの間にか日課になっていた時期がありました。 その輪の中に、少し困った習慣を持つ方がいたのです。
「車、出してもらっていいかな?」「上の子も一緒に預かってほしいの」
そうした頼み事を、まるで当たり前のことのように口にする方でした。たとえば、私が「これからスーパー行くんだ」と言うと「じゃあ一緒に乗せていって」、子ども同士が楽しそうに遊び始めると「このまま預かってもらっていい?」という具合です。断りにくい状況で頼まれることが多く、余計に困ってしまいました。
最初は「お互いさまだから」と受け入れていたものの、重なるお願いに次第に困惑するようになりました。笑顔で頷きながらも、心の中では少しずつ重荷に感じるようになっていたのです。
ある日のランチの後、いつものように彼女が「今日もお願いしていいよね?」と私に問いかけてきました。返事に困って黙り込んでしまい、その場の空気が一瞬で重くなったのを感じました。その時、別のママ友が穏やかな笑顔を浮かべながらも、しっかりとした口調でこう言いました。
「あのさ! それ、お願いじゃなくて『やってもらって当然』という前提になっていないかな?」 さらに彼女は続けました。
「みんなそれぞれ予定があるし、当たり前だと思われてしまうと、困ってしまうこともあるんだよ」
言われた彼女は一瞬、ハッとしたように黙り込み、「ごめん、そんなつもりじゃなかったの……」と小さな声で答えました。それ以降、彼女が無理な頼み事をしてくることはなくなり、以前のような一方的な関係は解消されていきました。その様子を見て、きちんと言葉にすることで状況が改善されるのだと実感しました。
それからは、何かを頼む時は事前に相談するようになり、お互いの都合を確認し合うようになりました。この経験を通して、波風を立てないことと自分が我慢することは違うのだと気づきました。違和感があるときは、きちんと言葉にすることが大切だと思います。あの日、ママ友が勇気を出して言ってくれたおかげで、私もずっとラクになりました。
著者:小林あおい/30代女性/3歳の女の子を育てる母親。地方の市役所に事務職として勤務。趣味はテニス
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
※AI生成画像を使用しています
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