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【赤ちゃんの熱中症】受診すべきサインとは?小児科医が教えるチェックポイント&見極めのコツ

赤ちゃんの様子が「いつもと違う」「熱中症かもしれない」と思ったときに、病院を受診すべきかどうかの目安について、小児科の医師が解説します。動画でも詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師石戸谷尚子 先生
小児科 | 石戸谷小児科院長

医師、医学博士。1981年徳島大学医学部を卒業後、東京慈恵会医学大学小児科入局、都立母子保健院及び慈恵医大付属第3病院勤務を経て1995年現職に。日本小児科学会認定 小児科専門医、日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医、日本血液学会認定 血液専門医。
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暑い日が続くと、心配になるのが熱中症。赤ちゃんは体温調節機能や汗の量を調節する機能が未発達のため、じょうずに熱を発散できません。そのため熱中症になりやすいのです。

 

「もしかして熱中症?」と思ったときにチェックすべきポイントを、小児科医の石戸谷先生に聞きました。

 

熱中症とは?

体の内側に熱がこもり、体温が急激に上昇してしまうことで起こります。主な症状は、頭痛やめまい、脱水症状、意識障害などです。赤ちゃんの場合は機嫌が悪い、反応がないなどの症状が出ます。

 

熱中症の危険が高い環境って?

お出かけ中の屋外だけでなく、気密性の高いマンション、車内などでも注意が必要です。お家や車内はエアコンを使って、室温の調整をしましょう。直射日光が当たらないようにすることも大切です。また、車内ではどんなにエアコンが効いていても、赤ちゃんを1人で待たせておくことは絶対にNGです。

 

 

熱中症かな?と思ったらココをチェック!

【下記の項目が1つでも当てはまったら至急病院へ!】

▢ 顔色が悪く、ぐったりしている

▢ 吐いて水分(おっぱい・ミルク)を飲ませても飲まない

▢ 体温が40度以上ある

▢ 意識がない

▢ けいれんをしている

▢ おしっこの量が極端に減った。6時間以上出てない
 ▶︎オムツの重さ等で普段のおしっこの量を知っておいて

▢ 大泉門(頭頂部)がへこんでいる(低月齢の場合)

▢ 手足が冷たい

 

【おうちケアでOKの症状】

▢ 背中に手を入れると、ぐっしょりと汗をかいてる

▢ 声をかけても反応が少ない・笑わない

▢ おしっこの色がいつもより濃い

▢ 顔が赤く、はぁはぁと息をしている

▢ いつもよりよだれが少ない

▢ 暑いのにいつもより汗が少ない

▢ いつもより肌がカサカサしている

▢ 脈がいつもより速い
 ▶普段の脈拍を知っておくことが大切!

 

赤ちゃんは暑い、喉が渇いたなどを言葉で伝えられません。この時期は環境に十分注意し、熱がこもらないようにしてあげましょう。また、赤ちゃんの脈拍や体温、おしっこの量や状態など、日頃の様子を把握しておくことも大切です。

 

 

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