痛みがないまま大きくなった背中のできもの
背中のできものは、少しずつ大きくなっていましたが、痛みがなかったため放置していました。見えにくい場所ということもあり、深刻に捉えていなかったのです。しかし、ある日を境に赤く腫れ上がり、あお向けに寝ることもできなくなりました。
初めて行った病院で突然の切開処置
耐えられない痛みで、病院を受診。すると、初めて診察を受けた先生に「粉瘤(ふんりゅう/皮膚の下に袋状ののう腫ができ、皮膚から出た皮脂や角質などの老廃物が袋の中にたまってできた良性の腫瘍)」と診断されました。そしてすぐ切開すると告げられ、その場で処置がおこなわれました。
できものから膿が一気に出て、独特の強いにおいが広がったのを覚えています。膿を出した穴にはガーゼを詰められ、そのまま処置は終わりました。
別の皮膚科で聞いた言葉に後悔
処置後も痛みが続いたため、別の皮膚科を受診しました。そこで医師から「これは痕が残りますよ。もし腫れ上がる前に来てくれていれば、レーザーできれいに処置できたのに」と言われました。赤く腫れ上がるまで放置してしまったことで、治療の選択肢を狭めてしまったのだと気付き、とても大きなショックを受けました。
まとめ
今回の経験で痛感したのは、「痛みがないからといって放置してはいけない」ということです。 もし、赤く腫れる前の小さなうちに受診していれば、切開手術ではなく、傷痕が目立ちにくいレーザー治療などを選択できた可能性がありました。 「たかができもの」と自己判断せず、気付いた時点で早めに皮膚科を受診することが、きれいな肌を守る一番の近道だと学びました。
【久野先生からのアドバイス】
粉瘤は良性の腫瘍ですが、自然に消えることはなく、飲み薬や塗り薬だけで袋そのものをなくすことはできません。気になっても無理につぶすのは厳禁です。袋が破れて細菌感染を起こすと、激しい痛みや悪臭を伴う炎症につながります。
最も大切なのは受診のタイミングです。炎症を起こして赤く腫れ上がる前、まだ小さいうちに受診すれば、最小限の処置で済み、傷痕もほとんど目立たずに治せる可能性が高まります。「痛くないから」と放置せず、しこりに気付いた時点で早めに皮膚科へ相談しましょう。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:久野 賀子先生(PRIDE CLINIC 医師)
著者:白石もずく/30代女性・業務委託
イラスト:ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
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