わが家では1歳の誕生日を機に、育児用ミルクの断乳をすることにしました。育児用ミルクをやめたら夜泣きをするかな……などいろいろな不安があるなかで始めた育児用ミルクの断乳。ところが、いい意味で想像を裏切ってくれました。今回は、わが子が育児用ミルクをやめる過程で起きたうれしい変化についてお伝えします。
より離乳食を喜んで食べるようになった!
わが子の場合、だいたい3~4時間おきに1回260~360mlほどの育児用ミルクを飲み、離乳食は毎回決まった時間にあげていました。そんななか、まずは10時~18時の日中の育児用ミルクをやめてみることに。すると離乳食に変化がありました。
わが子は比較的食事量が多いほうなのであまり残すことはありませんでしたが、離乳食を義務的に食べているようなときが多々ありました。それが一変! 足りないくらいの勢いで、意欲的にパクパク食べてくれるようになりました。
よりスムーズに水分補給をしてくれるようになった!
育児用ミルクの断乳を開始したのは、一度にたくさん飲んでいたときと違い、ちょこちょこと飲むことが増えてきた時期。わが子はのどが渇いているときも育児用ミルクを欲しがっていたようでした。育児用ミルクの断乳を始め、日中は育児用ミルクも哺乳瓶も視界に入れないようにしたところ、今度はこの水分補給にうれしい変化が。
離乳食後は毎回麦茶、そのほかのタイミングには麦茶以外にも赤ちゃん用野菜ジュースや白湯など数種類の飲み物を用意し、わが子が飲み物を楽しめるようにしました。すると、3日目には自ら飲みたがるように! 育児用ミルクをやめたことで、これまでよりもスムーズに水分補給をしてくれるようになったんです。
ほかにもうれしい成長が見られた!
育児用ミルクをやめる前は、おやつ代わりとしてもちょこちょこ飲んでいたわが子。手づかみや噛みちぎる練習にもなると思い、野菜せんべいやおいもクッキーなどのおやつも用意していたのですが、手に持っても遊ぶだけで食べてくれませんでした。
育児用ミルクをやめてからはわが子はおやつにも興味を持つようになり、口に入れるようにもなりました。加えて、おやつと一緒に手を口に入れないように気をつけたり、咀嚼できる量で噛みちぎったりなど、次第にじょうずに食べられるようにもなっていったんです。
育児用ミルクを欲しがって泣かれ、かわいそうに思ったこともありましたが、その半面、停滞気味だったほかの部分で成長が見られました。わが子の成長が感じられたときの喜びはひとしおですね。
イラスト:imasaku
著者:雨宮遠子
2歳と0歳、男児の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。