問題
「ほうじ茶」って、どうやって作られるお茶?

- ①緑茶を高温で炒ったもの
- ②烏龍茶の茶葉を発酵させたもの
- ③ほうじ木という茶樹から採れた葉
正解と解説

正解は… ①緑茶(煎茶や番茶)を高温で炒った(焙煎した)もの です!
ほうじ茶は「緑茶」の仲間!

「ほうじ茶」の「ほうじ」は、漢字で書くと「焙じ茶」。
つまり、お茶の葉を「焙じる(=火にかけて水分を飛ばし、炒る)」ことからその名がついています。
使われているのは、私たちが普段飲んでいる煎茶や、少し育ちすぎた番茶、茎の部分(茎茶)などの緑茶です。
緑茶を約200度の高温で強火焙煎することで、あの独特の茶色と、香ばしい香りが生まれます。
豆知識:なぜ、ほうじ茶は「夜に飲んでも眠れる」と言われるの?
ほうじ茶は、子どもからお年寄りまで、そして寝る前でも安心して飲めるとよく言われます。これには、ちゃんとした科学的な理由があります。
高温で「カフェイン」が飛ぶ!
お茶に含まれる苦味成分「カフェイン」や、渋味成分「カテキン(タンニン)」は、高温で炒る(焙煎する)ことで、その多くが飛んで減少します。
そのため、元の緑茶に比べてカフェイン量が少なくなり、胃への刺激も少なく、スッキリと優しい味わいになるのです。
※ノンカフェインというわけではありません。
癒しの香り成分「ピラジン」
焙煎することで、茶葉のアミノ酸や糖分が熱に反応し、「ピラジン」という香り成分が生まれます。
これはコーヒーや麦茶の香ばしさと同じ成分で、脳をリラックスさせ、血行を良くする効果があると言われています。ほうじ茶の香りを嗅ぐとホッとするのは、気のせいではないんです!
おまけ:実はお茶の葉が「1枚も入っていない」お茶
名前には「茶」とつきますが、お茶の木の葉っぱを一切使っていない飲み物(茶外茶・ちゃがいちゃ)もたくさんあります。
・麦茶(大麦を炒ったもの)
・そば茶(そばの実を炒ったもの)
・黒豆茶、ルイボスティー、どくだみ茶
など
これらは基本的にお茶の葉を使っていないため、ノンカフェインであることが多いです。
豆知識:なぜ「ストレートの抹茶」のペットボトルはすごく珍しいの?
スーパーやコンビニには「緑茶」「ほうじ茶」がズラリと並んでいますが、「ストレートの抹茶」のペットボトルはほとんど見かけませんよね。
それには抹茶特有の「3つの弱点」があるからです。
抹茶は茶葉の粉末なので、そのまま液体にすると底に「沈殿」してしまい、さらに光に弱くすぐに茶色く「変色」してしまいます。
極めつけに、ペットボトル特有の高温殺菌で風味が落ちてしまうため、長期間保存して売るのが非常に難しい「デリケートすぎるお茶」なんです。
そのため、抹茶パウダーを牛乳に混ぜて「抹茶ラテ」にするのが主流でした。
最近になってようやくストレートの抹茶ペットボトルも登場し始めましたが、「飲む前に思いっきり振る」「光を防ぐためにボトル全体をフィルムで覆う」といった、弱点をカバーするための特殊な工夫が凝らされています。