妊婦を置いて行くの?
そのお祭りは、地元の人に長く愛されていて、行けば誰かしら知り合いに会うような規模感です。私たちも毎年楽しみにしており、夫はお酒を飲み、私は屋台でごはんを買って、いつも通りの時間を過ごしていました。
そんな中、突然夫の携帯電話が鳴りました。夫は電話に出るなり、深刻そうな顔で何かを話しています。切った後、「俺の友だちが今、祭りに来てるんだけど、知らない人と喧嘩を始めたらしい。ちょっと今から行ってくる」と言いました。
私は思わず、「今、私ひとり置いていくの? しかも、これから父親になる人が危ないところに行くのはおかしいよ」と止めました。でも、お酒が入っていたこともあってか、夫にはうまく届きませんでした。
友人夫婦の前でしたが、悔しさと不安で涙が止まらなくなりました。その後も夫とは連絡がつかず、私は友人夫婦に家まで送ってもらい、ひとりで夜を過ごしました。
納得しない夫
翌朝、夫は何事もなかったかのように寝ていました。顔を見るだけでイライラしてしまいましたが、起きてくるのを待ってから、昨夜の行動がおかしかったことを、理由も含めて一つずつ話しました。
妊娠中の私より友人を優先したように見えたこと。もし警察沙汰になれば、生まれてくる子どもにも影響が出かねないこと。そして、しらふなら違う判断ができたかもしれないからこそ、お酒の飲み方も考えてほしいこと。私はそれを、できるだけ落ち着いて伝えました。
夫は一応うなずいたものの、納得している表情には見えませんでした。そこで私は、子どものためにも、このまま流してはいけないと思い、周囲の力を借りて夫にきちんと向き合ってもらうことにしました。
周囲からの言葉で変わったこと
地域のお祭りでの出来事だったこともあり、私は「相談」という形で、起きたことを周りの人に少しずつ話しました。義両親にも伝えました。
私たちは同じ地元で年齢も近く、共通の知り合いも多いので、話は思った以上に早く広がりました。夫はいろいろな人から注意され、そこでようやく反省したようです。
それから夫は、普段の態度を少しずつ見直すようになり、友人優先の感覚も薄れていきました。今、あのときの子どもは6歳になり、パパのことが大好きな子に育っています。
まとめ
今思い返すと、あの夜は夫だけでなく、私自身も「家族になる覚悟」と「家族が増える覚悟」を突きつけられた出来事でした。周囲に相談したことで、夫に言葉が届いただけでなく、私の不安も少しずつほどけていきました。家族の問題を家族だけで抱え込まず、必要なときに助けを借りることは、甘えではなく家族を守るための選び方なのだと、今でもふと思い出します。
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※AI生成画像を使用しています
著者:村田チヌ/20代女性・パート
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)
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