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「ずっと伝えてきたのに」不妊治療4年目、排卵と見分けがつかなかった腫瘍。検査で判明した病気の正体

不妊治療が4年目に入り、これまでしっかり検査や通院を重ねてきたつもりでした。大きな問題はないと思いながら受けた、いつも通りの排卵周期の検査。その結果が、ここまで気持ちを揺らすものになるとは考えていませんでした。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師沢岻美奈子先生
沢岻美奈子 女性医療クリニック院長

医療法人社団 沢岻美奈子女性医療クリニック理事長。産婦人科医。 2013年神戸で婦人科クリニックを開業。女性検診や、更年期を中心としたヘルスケア領域が専門。心身の不調が特徴的な更年期の揺らぎ世代の女性を統合医療による全人的なサポートをおこなっている。
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排卵確認のはずだった検査で

不妊治療のために婦人科へ通う生活は、いつの間にか私の日常になっていました。気付けば4年目に入り、医師からも次の治療段階について話が出るようになっていました。体外受精へのステップアップを見据え、私は排卵周期に合わせた検査を受けました。

 

これまでも何度も経験してきた流れだったため、特別な不安はありませんでした。いつも通り検査台に上がり、画面を見ながら説明を聞いていたとき、医師の言葉が少し慎重になったのを覚えています。

 

初めて聞いた診断名と違和感

その検査で指摘されたのが、子宮内膜症(しきゅうないまくしょう/本来は子宮の内側にあるはずの内膜に似た組織が、子宮以外の場所で増殖し、痛みや腫瘍の原因になる病気)による「チョコレート嚢胞(ちょこれーとのうほう/卵巣にできた子宮内膜に似た組織から、古い血液がチョコレート状にたまって腫れてしまう病気)」と診断されました。

 

それは排卵と見分けがつきにくい状態だったそうで、これまで排卵として判断されていた可能性があると説明されました。検査を重ねてきた中で、初めて聞く診断名でした。

 

 

相談していた不調と重なる思い

私はこれまで、生理のたびに体調がつらいことを、その都度婦人科の医師に伝えてきました。ただ、検査では大きな異常は見つからず、私自身も「この程度ならよくあることなのかもしれない」と受け止めていました。だからこそ今回、大きな腫瘍が見つかったと聞いたとき、これまで何度も不調を伝えてきた記憶が一気によみがえりました。

 

排卵と見分けがつきにくかったとはいえ、「もっと早い段階でわかっていたら」という思いが浮かび、長く通院してきた分だけ、納得しかねる気持ちが残りました。

 

まとめ

通院を重ねてきたことで、自分の体のことはある程度わかっているつもりでいました。それでも、検査のタイミングや見分けの難しさによって、見つかりにくい不調もあるのだと痛感しました。

 

今回の診断はショックでしたが、「自分の体が出していたサインは間違いではなかった」と答え合わせができたようにも感じています。これからは新しい診断結果を踏まえ、より自分の心と体の声に耳を傾けながら、納得のいく治療を選択していきたいと思います。

 

【沢岻先生からのアドバイス】

子宮内膜症やチョコレート嚢胞は、超音波検査のタイミングや病変の状態によって、排卵直前の卵胞と非常に見分けがつきにくいことがあります。不妊治療中、もし生理痛が強くなったり、これまでにない違和感を覚えたりした場合は、「よくあること」と自己判断せず、速やかに主治医へ相談しましょう。

 

たとえ検査で「異常なし」とされても、痛みが続くようであれば痛みの変化を具体的に伝え続けること、あるいはセカンドオピニオンを検討することも、納得のいく治療を進めるための大切な一歩です。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:沢岻美奈子先生(沢岻美奈子 女性医療クリニック院長)

著者:宇佐木うさこ/30代女性・主婦

イラスト:アゲちゃん

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)

 

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