結婚挨拶後に、別れの申し出。理由は
彼の両親に結婚の挨拶をした2日後のことでした。
彼から、「親から結婚を反対されちゃって。別れてほしい」と突然連絡が届いたのです。
結婚挨拶に行った際、ご両親の雰囲気から「反対されている」とは感じず、彼の母とは連絡先まで交換したほどだったのでまさかの連絡に衝撃でした。彼からは続けて「母さんが40歳のババアと結婚するとは思っていなかったんだって」という言葉が。
たしかに、私のほうが年上ですし、40歳ということもあって、年齢のことで彼の両親からよく思われないかもしれないという不安はありました。なので年齢を理由に挙げられることは理解できました。けれど……親に反対されてあっさりと彼が結婚を諦めてしまったことが本当にショックで悔しかったです。
彼の母から、思わぬ連絡が
別れを受け入れるしかない。そう思っていたとき、スマホに1通のメッセージが。それは、結婚挨拶の際に、連絡先を交換した彼の母からでした。
「一昨日は、わざわざきてくれてありがとう」
彼から別れを告げられたタイミングでのシンプルなメッセージに、「嫌味?」とも感じた私は……嫌味っぽいメッセージを返してしまいました。(今でも「性格が悪いな」と、自分でも思います)
「歓迎してくれたと思っていたので、まさか結婚を反対されるとは思っていませんでした。でも、ご両親からしたら、40歳のババアが息子さんの結婚相手なんて不安でしたよね。すみませんでした」
すると彼の母からは思いもよらぬ返信が。
「どういうことですか? 私たちは、年齢で結婚に反対なんてしていません。ただ、あなたがあまりにも素敵な女性だったので、借金がある息子が人生の足を引っ張りそうで申し訳なかったのです。だから息子には、中途半端な気持ちなら〇〇さん(私)に迷惑だから、心を入れ替えなさいと言いました」
え?と私は一瞬、彼の母からのメッセージを理解できませんでした。でも、彼の母が言うには「年齢で結婚に反対はしていない」「結婚に際して、心を入れ替えなさいと言った」とのこと。それに……「借金がある」ということに衝撃を受けました。交際しているときも、結婚前のすり合わせの際も、彼は「借金はない」と言っていたのです。
互いの認識の齟齬(そご)に、私と彼の母は「一度会って話しましょう」ということになりました。
彼の母から明かされた事実
数日後、私は彼の母と落ちあい、カフェへ。そこで、彼が互いに言っていたことが異なっていたことがわかりました。私は「結婚はしない」と別れを告げられたものの、彼の母にはまったくそんなことは言っていなかったのです。
この数日の間、彼の母は彼がなぜそんなことをしたのか、いろいろ探りを入れてくれたよう。そして、彼の母と話すうちに、彼の行動の理由の全貌が見えてきました。
実は、結婚挨拶のために彼の実家に伺った日から、彼は数日、実家で過ごすことになっていました。結婚挨拶の次の日、彼は同窓会に出かけたようです。その日はとにかく上機嫌で、帰宅した彼は「●●ちゃんと会えたんだ」と、初恋の相手の名前を挙げ、会えたことを喜んでいたと言います。
その翌日……つまり、私が別れを告げられた日、彼はスマホを見てはとても楽しそうで、浮ついた様子だったとのこと。彼の母は「私とメッセージのやりとりをしているのだと思った」と言っていましたが、これはきっと初恋の相手とメッセージのやりとりをしていて、彼女との関係を進展させたく、私には別れを告げたのだろうと思いました。「親に反対された」と、親のせいにしたのです。
そして借金については初耳だったと告げると、ギャンブル好きで学生時代から借金グセがあったとのこと。いい大人になった今も、「お金がない」と援助を求められることがあったと言います。
憶測ではありましたが、彼の母と「こういうことだろう」という結論になった際は、悲しいというより、ただただ情けない気持ちになりました。年齢のことも、彼の親の気持ちも……そして隠していた借金についても、全部自分を守るための言動だったのだと思うと、「いい大人が何をやっているんだよ」という呆れのほうが大きかったのです。
身勝手すぎる彼のその後
当然ですが、彼への未練はなく、「厳しいと思うけれど、またイチから婚活を始めよう」と一歩を踏み出そうとしていたときです。
なんと彼から「やっぱりもう一度、結婚について話ができないかな?」と連絡が。あまりにも自分勝手すぎる彼に、思わず笑ってしまいました。きっと意中の相手とうまくいかなかったのでしょう。
「親のせいにして逃げた上に、都合が悪くなったら戻ろうとする人と、やり直す気はありません」
彼の母からすべて聞いた旨も伝え、私は彼の連絡先を削除しました。
結婚挨拶へ行ってから2日後に彼から突然別れを告げられる……。あのときの衝撃は今後も忘れられないでしょう。結婚前に本性を知ることができたのは不幸中の幸いと思うようにしていますし、あのとき彼の母が連絡をくれて、(失礼な返事をしてしまいましたが)よかったです。
彼に振り回された出来事ではありましたが、自分を大事にするための大きな転機でもあったと思います。嘘を重ねて人を傷つける相手ではなく、誠実に向き合ってくれる人を選ぶこと。その当たり前の大切さを、私はあの経験から学んだのです。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
イラスト:わかまつまい子
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