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婚約者「何でも母さんが決めるんだ!」勝手にドレスを決める義母→「婚約破棄で!」笑顔で宣言!だって

私は職場で知り合った3歳年上の彼と、もうすぐ結婚する予定です。普段から穏やかでやさしい彼との結婚は、きっとうまくいくと信じていました。しかし、時折彼が極端に母親の顔色をうかがうような場面があり、少し気になってはいたのです。

ある日、私の友人がプランナーを務める結婚式場で、両家そろっての衣装の打ち合わせがありました。私の両親は交通渋滞で少し遅れると連絡があったため、私と彼、そして彼の両親で先に進めることになりました。

 

 

花嫁のドレスを決める義母

衣装合わせの部屋へ通されると、プランナーの友人が困惑した表情で一着のカラードレスを持ってきました。なんと、義母が事前に「これを着せたい」とこっそり式場に持ち込んでいたというのです。

 

それは、義母の親戚から譲り受けたという、数十年前の古びたデザインのドレスでした。「衣装代を節約できるし、私が選んであげたんだからありがたく思いなさい」と義母は得意げに言います。

 

しかし、私にはどうしても着たいドレスがありました。洋裁が得意な母が、私の結婚式のために数カ月前から手作りしてくれた、パステルカラーのドレスです。このことは彼にもあらかじめ相談し、「お色直しはそれがいいね」と了承を得ていたはずでした。

 

私がそのことを正直に伝えると、義母は露骨に不機嫌になり、「せっかくの好意を無駄にする気?」と声を荒らげました。助けを求めて彼を見ると、彼は目を逸らし、「うちでは何でも母さんが決めるんだ。波風を立てたくないだろ? 従ってくれ」と義母の肩を持ったのです。

 

一生に一度の晴れ舞台への思いをないがしろにされ、私は言葉を失いました。

 

 

助っ人登場で、形勢逆転

「嫁としての自覚が足りない」「うちのやり方に合わせるべきだ」と2人にまくし立てられ、我慢の限界を迎えそうになったそのとき、遅れていた私の両親が到着しました。母の手には、私のために丁寧に作ってくれたあのカラードレスがありました。

 

事情を察した両親に対し、義母は悪びれる様子もなく「嫁が姑や夫の言うことを聞かないなんて非常識です」と言い放ちました。すると、普段は温厚な父が静かに口を開きました。

 

「結婚式は両家のものでもありますが、何より新郎新婦が輝くための晴れ舞台です。一方的に価値観を押しつけるのは間違っていませんか」

 

しかし義母は聞く耳を持たず、「うちのやり方に従えないなら、この結婚はやめてもらうわ! 婚約破棄よ!」と感情的に叫びました。私は彼を見ましたが、彼は私をかばおうともせず、黙ったまま。その態度を見て、私は「わかりました。そんな考えなら、この婚約は破棄していただいて構いません」と告げました。

 

まさか私がすんなり受け入れるとは思っていなかったのか、義母は一転して焦りだしました。「えっ、そんな簡単に……! 婚約破棄するなら、慰謝料を払いなさい!」と、支離滅裂な要求を突きつけてきました。

 

そのとき、プランナーの友人が「お話の途中ですが……」と口を開きました。この式場では「言った言わない」のトラブルを防ぐため、事前に両家の了承を得たうえで、打ち合わせの内容を記録用に録音していたのです。

 

「先ほどの『従えないなら婚約破棄』という発言も、しっかりと記録に残っております」と友人が伝えると、父も「今のやり取りと彼の態度は記録に残っています。婚約の不当な解消として、今後は弁護士を通して対応させていただきます」と毅然と告げました。

 

彼と義母は顔面蒼白になり、何も言い返せなくなってしまいました。打ち合わせはそこで中断となり、後日、弁護士を介して話し合いが行われることに……。

 

 

その後

その後、弁護士を介して話し合いが行われました。録音データとなどの客観的な資料があったため、結婚式のキャンセル料や解決金については、主に彼側が負担する形で合意に至りました。

 

彼は職場でもこの騒動の噂が広まってしまい、居心地が悪くなったのか、自ら別の支社へ異動を願い出たそうです。義母も、予期せぬ出費を補うために、今まで以上に切り詰めた生活を送っていると風の噂で聞きました。

 

私は現在、実家に戻り、穏やかな日々を過ごしながら仕事に打ち込んでいます。この先、お互いを心から尊重し合える相手に出会えたときには、母が心を込めて作ってくれたあのドレスを笑顔で着たいと思っています。

 

◇ ◇ ◇

 

自分の価値観を一方的に押しつけ、相手の気持ちに寄り添おうとしなかった結果、彼らは大切な縁を失ってしまいました。結婚は当事者同士だけでなく、家族同士のつながりでもありますが、根本にあるのは相手への思いやりです。どんな関係であっても相手の意見に耳を傾け、常に対等に話し合える関係を築いていきたいですね。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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