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「旦那さんとの子どもが生まれました♡」女からLINE。「私もですが」と返信して電源OFF⇒夫と女に下った自業自得の結末とは

出産予定日の前日、破水した夜のことです。夫は「上司に捕まった」と言って帰ってきませんでした。

自宅まで20分足らずの場所にいるはずなのに、夫は「1時間かかるかも」と送ってきました。違和感はありましたが、そのときの私は問い詰める余裕もありませんでした。今思えば、あれは予兆だったのだと思います。

臨月に入ってからというもの、夫の帰宅が遅くなる日が続きました。

 

「上司に捕まった」「飲み会を断れなかった」と言い訳だけはいつも流暢で、ごまかすかのようにスタンプが連投される。赤ちゃんの部屋の準備も、ベビーベッドの組み立ても、お願いしていたのに、結局すべて私が1人でこなしたのです。

 

積み重なっていった小さな違和感

予定日の前日、夫から届いたメッセージはいつもと同じトーンでした。

 

「上司に捕まった〜! ごめん!」

 

そこには絵文字と軽いノリが散りばめられていて、「明日は何があっても絶対に早く帰る」「男に二言はないからな!」と大げさにアピールしていました。

 

またか……と思った瞬間に、おなかに強い張りを感じました。そのままその張りは続き……ついには破水。夫に「今すぐ帰ってきて」と送ると、目を疑うような返信が来たのです。

 

「頑張るけど、1時間くらいかかるかも……」


その一文を見て、頭の中が一瞬止まりました。夫の勤務先から自宅まで、電車でも20分弱の距離です。会社の近くで飲んでいるなら、タクシーを使えばもっと早いはずなのに、なぜ1時間もかかるのか……。

 

痛みも強くなっているのに、そんな疑問ばかりが頭に浮かんでは消えていきました。考えても仕方がないのに、どうしても離れませんでした。


それでも、今は動くしかありません。私はそれ以上何も送れず、スマホを握ったまま次の波をやり過ごしました。病院に電話して指示を受け、実母にも連絡しながら、自分で陣痛タクシーを呼んで先に病院へ向かいました。

 

陣痛の波のなかで、後部座席のシートを握りしめながら、夫からの「1時間かかるかも」という文字が頭を離れませんでした。

 

結局、夫が病院に現れたのは、私が病院に着いてからかなり時間がたってからでした。

 

顔を見た瞬間、安堵より先に、どうしてこんなに遅いの、という思いが込み上げました。本当なら一番そばにいてほしかった相手なのに、その姿を前にしても、私はもう素直に頼れなくなっていました。

 

息子が生まれてから、夫の様子はさらにおかしくなりました。入院中に来たのは1度だけ。赤ちゃんの顔を抱き上げるでもなく、ただスマホを取り出して写真を数枚撮っただけ。そして、「仕事が忙しくて……」と私から目をそらし、すぐに帰ってしまったのです。

 

 

見知らぬ女性から届いたメッセージ

退院後、私はそのまま実家に身を寄せました。母が育児を手伝ってくれる環境で、少しずつ体を回復させていましたが、モヤモヤは残ったままでした。

 

実家に戻って数週間が経ったころ、知らない女性から私のスマホにメッセージが届きました。

 

「はじめまして♡ 突然のご連絡失礼します」から始まったそのメッセージ。続けて、衝撃的な言葉が送られてきました。

 

「旦那さんとお付き合いさせていただいています」

「先日、旦那さんとの子どもが生まれました♡ かわいい女の子です♡」

 

画面を見つめたまま、しばらく動けませんでした。返信しようとしても、言葉が浮かびません。ようやく返せたのは、この一言だけでした。

 

「私もですが…」

 

送信したあと、手が小さく震えているのに気づきました。悔しいのか、情けないのか、自分でもわかりませんでした。ただ、出産したばかりの体でこんな文面を読まされている現実だけが、遅れて胸に刺さってきたのです。

 

すると彼女は、少し驚いたような反応を見せたあと、すぐにこう返してきました。

 

 

「え……でも、旦那さんからは、もう夫婦関係はとっくに終わっていると聞いていますが」

 

「私との間に子どもも生まれましたし、いずれきちんとしてくれるって……」

 

強気なようでいて、どこか言い訳めいた文面でした。私に知らせて優位に立ちたいのか、それとも、夫から聞かされていた話が本当なのか確かめたいのか――そのどちらも混じっているように見えました。

 

しかも彼女自身、出産したばかりだと言います。そんな時期に、わざわざ私へ連絡してきたのは、夫との今後をはっきりさせたかったからかもしれません。まずは私の反応を見ようとしている――そんな焦りが、明るすぎる文面の端々からにじんでいました。

 

どうやら彼女は、夫から私のことを一方的に聞かされていたようでした。夫婦関係はもう終わっている。あとは形だけだ。近いうちに整理する。――そんな話でも信じていたのかもしれません。

 

どうやって私の連絡先を知ったのかは分かりませんが、夫のスマホから入手したのだろうと思いました。彼女からメッセージが届くたび、動揺はしました。それでも感情的な返信はせず、必要なやり取りだけを短く返しました。

 

私が取り乱すと思っていたのか、彼女は思うような反応が得られず、少しずつ焦り始めたようでした。

 

夫との2ショットや、夫からのメッセージのスクリーンショット……いかに自分が夫から愛されているかを誇示するように、彼女は不倫の証拠を次々と送ってきたのです。

 

けれどそれは、ただの自慢というより、自分の立場を私に認めさせたいという必死さのようにも見えました。勝ち誇っているというより、自分こそが選ばれているのだと、私にではなく、むしろ自分自身に言い聞かせているようだったのです。

 

一通り保存して、私は「弁護士に相談してから、改めて連絡しますね」「慰謝料請求の参考にさせていただきます」と短く返しました。

 

彼女はそこで初めてあわてた様子を見せましたが、私はスマホの電源を切り、それ以上は返しませんでした。

 

 

決定的な矛盾

私はもともと、夫の言動に感じた違和感を記録に残していました。最近の夫の不自然な行動や、浮気相手からのメッセージと合わせて、私は両親にすべて打ち明けたのです。

 

その後、父の知り合いに弁護士を紹介してもらい、事実のみを整理。私が妊娠した時期に彼女も妊娠していたこと、出産日が2日違いだったこと、あの夜「1時間かかる」と夫が言った理由も含めて、不自然だった点がひとつずつつながっていきました。

 

私が妊娠したころから、少しずつ遅くなっていった夫の帰宅時間。今思えば、あの時点ですでに二重生活のような状態だったのかもしれません。私が陣痛で苦しんでいた時間、夫は別の場所にいたのではないか。そう思うだけの事情が、あとからいくつも出てきました。

 

数日後、私は夫に連絡を入れました。

 

「この間、知らない人からメッセージが来たんだけど」と切り出すと、「知らない人? 誰?」と返してきた夫。浮気相手の名前を出すと、「いや、俺の知り合いじゃないな。誰だよそれ」と軽く流そうとしてきました。

 

「でも彼女、あなたとの子どもを産んだって言ってたよ?」

 

少し間を置いて、「……は? 意味がわからない」と返信が。

 

「あなたとのやり取りも見せてもらったよ」と言うと、夫の返信は急に早くなりました。

 

「違う、何かの間違いだって」

「そんな話、信じるなよ」

 

その必死さは、まるで私より先に、何かが崩れるのを恐れているようでした。妻にも、相手にも、別々の話をして、その場しのぎでつじつまを合わせてきた――そんな気配が、返信の速さにそのまま出ていました。

 

さらに取り繕うように続けた夫の一言が、決定打でした。

 

 

「その女の子だって、俺の子なわけない」

 

私は、相手の子どもの性別を伝えていませんでした。それなのに夫は、さっきまで「知らない人だ」と言っていた相手の子を、当然のように「女の子」と言ったのです。


「女の子だって、どうして知ってるの?」


「あ……いや、待って……話せばわかるから……」

 

もう無理だな、と思いました。悲しいというより、長いあいだ胸の奥に沈めていたものが、音を立てて崩れたような感覚でした。信じたかった気持ちまで、その一言で全部終わったのだと思います。

 

その後――。

 

夫は「一時の気の迷いだった」「向こうが勝手に産んだんだ」と言い訳を重ねました。

 

その言葉を読んだとき、怒りで涙がにじみました。私や息子のことだけではありません。相手の女性や生まれた子どもにまで、そんなふうに責任を押しつける人だったのかと思うと、もう一言もかける価値がないとしか思えませんでした。

 

私は記録としてスクリーンショットを撮るだけに留め、何も返しませんでした。

 

浮気相手もまた、慰謝料請求の話が具体的になるにつれ、次第に強気ではいられなくなったようでした。夫の言葉を信じていたのか、それとも信じたいふりをしていただけなのかは、もう私には関係ありません。ただ一つ言えるのは、優位に立とうとして送ってきたはずのメッセージが、そのまま自分たちの首を絞める証拠になったということでした。

 

弁護士を介した話し合いでは、証拠を前に夫の強気はすぐに消えました。慰謝料や財産分与、養育費についても、こちらに不利のない条件で合意に至りました。浮気相手も、慰謝料請求の話が出た途端に連絡が途絶えました。その後、夫や彼女がどうなったのかはわかりません。

 

あれから1年。今、私は息子と一緒に実家で暮らしています。


最初は実家に戻ることに気まずさもありましたが、今はこの家に戻ってよかったと心から感じています。母は毎日のように息子の面倒を見てくれますし、父も仕事から帰ると真っ先に息子の顔を見に来ます。小さな手を握って笑いかけられるたびに、うれしそうに目を細める。その様子を見ていると、この子はちゃんと愛されているのだと、ようやく肩の力が抜けていきます。

 

離婚を後悔したことは、一度もありません。浮気相手から連絡が来て、すべてを知ったときは本当につらくて、正直、何も考えられなくなるほどでした。それでも、あのまま知らずに過ごしていた時間を思えば、あのとき現実を知ることができてよかったのだと思っています。違和感を抱えながら見ないふりをしていたあの時間に戻りたいとは、今でも思いません。

 

あの出来事があったからこそ、いまの穏やかな暮らしがある。これからは、息子と両親と過ごす毎日を、一つひとつ大切にしていきたいと思っています。

 

【取材時期:2026年3月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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