赤ちゃんの胃や腸は未発達です。赤ちゃんに合った硬さや大きさにするために、調理もひと手間、加えてあげることが大切です。離乳食の基本の調理の中で、知っておくとラクに作れるワザを紹介します。愛育病院の栄養科、高橋先生、岡田先生にご指導・調理していただきました。さっそく、動画で作り方をチェックしてみてくださいね。
離乳食作りに欠かせない3つの調理法
トマトの湯むき
離乳食期は皮と種を取りのぞきます。特に皮は消化しくい上に、喉に貼りつくことも。鍋を使って、皮をむくときはヘタの反対側に十文字の切り込みを入れます。湯を沸かした鍋に入れ、短時間加熱をし、冷水に移すとスルリと向けます。
ミニトマトの皮むき
トマトを横半分に切って、種をとり、切った面を下にして水少々と一緒に器に入れてラップをして電子レンジに入れます。加熱の目安は600wの場合1個につき、10秒程度です。熱いうちに皮をむきます。
しらす干し塩抜き
しらす干しもちりめんじゃこも塩分が多いので、茶こしに入れて熱湯をかけるか、熱湯に5分ほど浸して塩抜きし、茶こしなどで水気を切ります。まとめて塩抜きした後、小分けにして冷凍保存しておくと便利。
納豆の粘り取り
納豆は粘り気を取らなくてもOKですが、独特の粘りを苦手に感じる赤ちゃんもいます。食べないようなら、ざるに入れて熱湯や水にしばらくつけて粘りを取りのぞいてください。流水で洗うのも効果的です。
面倒だからと敬遠しがちになっていた食材だったという方は、ぜひ今回紹介した方法試してみてくださいね。
作者:ベビーカレンダー
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ベビーカレンダーは、2019年3月、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」が12年ぶりに改定されたことに伴い、新しいガイドに完全対応するムック本『あんしん、やさしい 最新 離乳食オールガイド』を制作しました!ただいま全国の書店・オンライン書店にて発売中です!
監修の相模女子大学栄養科学部・堤ちはる教授をはじめ、多くの専門家の協力により完成した最新の離乳食ガイドです。離乳食のキホンはもちろん、Q&A、便利グッズや最新アレルギー情報、先輩ママたちの体験談も掲載。また本書に掲載されているQRコードを読み込むと、調理の基本テクニックやレシピの工程、赤ちゃんへの食べさせ方を、わかりやすい動画で確認することができます。
ママやパパが少しでも離乳食作りが楽しくなり、より豊かな気持ちで赤ちゃんとの毎日がすごせるようになることを願っています。