正反対のひと言
妊娠中、義祖母が亡くなり、通夜とお葬式に参列することになりました。そのとき、母親からは「妊娠中にお葬式へ行くと、子どもに赤あざができるからやめたほうが良い」と言われました。
一方で義母は、「ポケットに鏡を入れておけば大丈夫よ」と教えてくれました。
深く考えずに出した答え
2人の言葉を聞いても、当時の私は特に気にしませんでした。「どちらも昔から言われている話なのだろう」と受け止め、必要以上に重く考えなかったのだと思います。少し気にはなりながらも、「大丈夫」と自分に言い聞かせるようにして、参列することを決めました。
その後は、特別に意識することもなく平穏に妊娠期間が過ぎていきました。
ふと、よみがえった言葉
無事に出産を終えてわが子を腕に抱いたとき、生まれてきた子どもの体に赤あざがあることに気付きました。その瞬間、「妊娠中に葬儀へ行くと、子どもに赤あざができる」と言われた、あの言葉がふいに頭をよぎりました。
後から知ったことですが、赤あざにはサーモンパッチや、いちご状血管腫(いちごじょうけっかんしゅ/乳児に多く見られる赤いあざで、毛細血管が増えることでできる良性の腫瘍)など、生まれつき見られるものも多く、成長とともに目立たなくなる場合もあるそうです。
偶然だと言われればそれまでのことなのですが、あの日の記憶と結びつけてしまいました。
まとめ
この出来事を通して、迷信そのものの正誤よりも、人の記憶と感情がいかに強く結びつくかを実感しました。たとえ根拠のない言葉であっても、自身の状況と重なることで、忘れられない意味を持ってしまうことがあります。
妊娠中という心身ともに繊細な時期だからこそ、耳にする言葉が心に深く残るのだと、わが子を抱きながら改めて感じた出来事でした。
医師による解説:迷信ですが体を気づかってきた証拠
「葬儀と赤あざ」に科学的な因果関係はありませんが、迷信がこれほど長く語り継がれているのは、それだけ妊娠中の女性の体がデリケートで、周囲が「無理をさせないように」と気づかってきた証拠でもあります。もしお子さんにあざがあっても、多くは成長とともに自然に消えるものです。自分を責めず、まずは小児科や皮膚科で相談してみてくださいね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:沢岻美奈子先生(沢岻美奈子 女性医療クリニック院長)
著者:松井あみ/30代女性・会社員
イラスト:アゲちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
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