1人目の出産、長女のケース
正直に申し上げると、私は、BMIでいえば肥満と標準の境目ギリギリ……という体型(身長157cm、体重63kg)。そのため、長女を妊娠したときは医師に「できる限り妊娠中は太らないように。妊娠中の体重増加は8kgまでが目標です」とはっきりと宣告されました。
しかし食べることが大好きな私は、なかなか食事管理ができず……。また、妊娠初期は食べづわりで、フライドポテトとパンしか受け付けないということもあってか、体重はどんどん右肩上がりになっていきました。
3,900gで生まれた長女
妊娠中期には、すでに妊娠前の体重から5kg増加しており、1カ月で2.5kg太ったことも。結局、妊娠期間中は11kg増となりました。そして、おなかの中にいた長女はといえば、妊娠中期ごろからぐんぐん推定体重が増えていき、妊娠後期に入るころには常に成長曲線が上限ギリギリ。
一番気がかりだったことは「頭囲が大きい」こと。医師にも「頭が大きいから自然分娩するには微妙なところだけれど、なんとか自然なお産で頑張りましょう」と励まされました。しかし、妊娠41週まで自然陣痛を待ってもまったく来ず、結局妊娠41週2日に計画入院し、陣痛促進剤やバルーンなどありとあらゆる方法を尽くして4日間という難産の末に長女を出産。出生体重は3,900gでした。
次女のときは自分から計画入院を志願
2人目妊娠前の私の体重はさらに増えており、なんと69kgでした。心配なのは長女の難産の記憶。「また、あんなにお産が難航してしまったらどうしよう……」と常に頭をよぎります。そしておなかの中にいる次女の成長の経過を、長女の母子健康手帳と見比べ様子を見ていました。
そして、妊娠中期ごろから、やはり長女のときと同じように、毎回、成長曲線の上限ギリギリのところをいくようになりました。しかし長女の難産の悪夢がよみがえった私は、思い切って「妊娠40週になったら入院して、陣痛促進剤を使ってください」と志願。絶対にまたビッグベビーが生まれてくると確信していたのです。
お産の結果ですが、次女は妊娠40週3日で生まれて分娩時間は8時間という、長女と比べると圧倒的に短い時間で産むことができました。そして次女の出生体重は4,030gで、やはり嫌な予感は当たっており、少しでも早く産むことができてよかったと感じています。すぐに医師に相談できたことがスムーズなお産に繋がったと実感しています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師 REIKO
作画/はたこ
著者:黒井夢乃
二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。