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「さっき答えたのに…」何度も同じ質問に答える家族が限界に。高齢者の不安への対処法【医師解説】

介護をしていると、「どうしてこんなことが起こるの?」と戸惑う場面に出合うことも。昨日まで普通にできていたことが急にできなくなったり、思いも寄らない行動に驚かされたり――。そんな日常の中で、介護者が悩んだり、思わず苦笑いしてしまったりする瞬間は少なくありません。そんな介護の現場で実際に多く聞かれる「あるある」なお悩みを、4コママンガ形式で紹介します。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師菊池大和先生
医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長

地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
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深夜まで続く同じ質問

「さっき答えたのに…」何度も同じ質問に答える家族が限界に。高齢者の不安への対処法【医師解説】

 

「さっき答えたのに…」何度も同じ質問に答える家族が限界に。高齢者の不安への対処法【医師解説】

 

「さっき答えたのに…」何度も同じ質問に答える家族が限界に。高齢者の不安への対処法【医師解説】

 

「さっき答えたのに…」何度も同じ質問に答える家族が限界に。高齢者の不安への対処法【医師解説】

 

寝る前になると、母はよく「今日は何曜日?」と聞いてきます。

 

「火曜日だよ」と答えると、少し安心したような顔をするのですが、しばらくするとまた同じ質問が。最初はやさしく答えていた私も、深夜になるころには眠気で限界に近づいていました。

 

そこで、大きな紙に「今日は火曜日」と書いて枕元に貼ることに。これで安心できると思ったのですが、母はその紙をじっと見つめてひと言。

 

「この紙、誰が貼ったの?」

 

思わず「そこかぁ…」と力が抜けてしまいました。

 

 

【医師からのアドバイス】

高齢者が同じ質問を何度も繰り返す背景には、加齢に伴う記憶力の変化や、認知機能の低下が関係している場合があります。本人にとっては「初めて聞いた」という感覚で質問していることも多く、悪気があるわけではありません。特に夜間や寝る前は、不安感が強くなったり、時間や曜日の感覚があいまいになったりすることがあります。 何度も同じことを聞かれると、家族は疲れてしまうものですが、「さっきも言ったでしょ」と強く返すと、本人の不安がさらに強まることがあります。「火曜日だよ」「もう寝る時間だよ」など、短く穏やかに答えることを意識しましょう。曜日を書いた紙やカレンダーを見える場所に置く、寝る前の流れを毎日同じにするなど、安心しやすい環境を整えるのも一つの方法です。 ただし、同じ質問が急に増えた、夜間に混乱することが多くなった、生活に支障が出ている、家族の負担が大きくなっているといった場合は、認知症の初期症状や体調不良が隠れている可能性もあります。気になる変化が続くときは、かかりつけ医やもの忘れ外来、地域包括支援センターに相談しましょう。
 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

※一部、AI生成画像を使用しています。

 

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シニアカレンダー編集部

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