結婚当初は、“セックスレスなんて考えられない”くらい仲良しだったのに、妊娠・出産したら、“セックスなんて考えられない”くらい夫に触られたくなくなった私。夫のことは好きだし頼りにしているけれど、どうしてもそんな気になれませんでした。そこでわが家では、セックスレス解消のため、まずこの気持ちを夫に理解してもらうことから始めました。
怖いということを素直に伝える
安定期に入る妊娠中期からセックスOKと書籍には書いてありましたが、妊娠中はとてもじゃないけれど、する気にはなれませんでした。なぜかというと、とにかく「怖い」からです。
初めての妊娠でわからないことだらけ。おなかが張ったらどうしよう、赤ちゃんがつぶれちゃったらどうしよう、取り返しのつかないことが起きたらどうしよう……。「赤ちゃんに何かあったらと思うと怖い」と伝えたら、夫も同じように感じたようでした。
「ずっとしないわけじゃない」ことをわかってもらう
産後間もないころは、とてもじゃないけどセックスなんて心身ともに無理でした。最初のうちは、「なんとなく嫌」「そんな気持ちになれない」といったあいまいな表現で誘いを退けていましたが、夫の納得いかない気持ちが日に日に募っていることは明らか。
このままだと本格的に機嫌を損ねてしまうと危機感をもった私は、「産後すぐで疲れているし、嫌々受け入れてもますます嫌になってしまう。今後のためによくない」と、先のことも見越した説明をしたところ、見通しが立ったことで少し安心したようです。
「タイミングを合わせてほしい」と伝える
産後数カ月が経ち、良好な夫婦関係を保つためには、セックスレスになるわけにはいかないと考えていた私。夫には「申し訳ないけれど妊娠前のように気乗りはしない。でもする必要があると思うからする。そのために、タイミングは私に合わせてほしい」と伝えました。
「必要性を感じるから」という理由に、もしかしたら怒ってしまうパパもいるかもしれませんが、夫は納得してくれました。タイミングを伝える方法は、子どもの寝かしつけを終えてから、ごくシンプルに「今日はいいよ」と声をかけるようにしました。
わが家の場合は、本当はしたくないという気持ちも含め、率直に気持ちを伝えることを大切にしました。そうすることで、夫が「生理的に仕方のないことで、セックスレス期間がずっと続くわけではない」と、理解してくれたように思います。
先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。
イラスト/sawawa
監修/助産師REIKO
著者:沢田真紀子
自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。