記事サムネイル画像

「手術に前向きだった…!?」義姉の言葉が、私には信じられないのです #頑張り過ぎない介護 360

「頑張り過ぎない介護」第360話。一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。

朝、いつものように部屋に行くと、まる子さんに「ボールくらい大きくて硬い便が出た」と報告してきた義母。「こんなことは初めて」と言い、「何が悪いのかしら」とつぶやいています。義母の態度から、まる子さんは自分が用意する食事が「野菜不足」だからだと言いたいのだと悟りましたが、負けじと「体を動かしていないからでは?」と言い返しておきました。その日の午後、ケアマネさんが訪問してくれました。新しいケアマネさんへの引継ぎもあるため、いつものケアマネさんと2人体制です。新しいケアマネさんは、ハキハキした感じで印象がよく、まる子さんはひと安心。手術までまだ波乱の日々は続きそうですが、新しいケアマネさんにも頼りながら乗り越えようと、まる子さんは思っていました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師菊池大和先生
医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長

地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!

この日は朝から義母が「夜中に寒くて大変だった」と愚痴っていました。実は義母が入院中、夫に手伝ってもらい、義母のベッドの位置を変更していたまる子さん。以前は窓際にベッドを置いていたので、夏は日差しで暑く、冬は冷気で寒いと言われ、温度調整が難しかったのです。そこで、ベッドの向きを90度変えてみたのですが、今度はエアコンの風の当たり方が変わったといい、結局は文句を言われてしまうのでした。一応、寝具を変えて様子を見ることにしましたが、義母の場合は「寒い寒い」と言っていたと思ったら「暑い暑い」と汗だくになっていることもあり、「ちょうどいい」状態がないので、まる子さんは困り果てています。

 

思っていたのと違ったWEB診療

頑張り過ぎない介護/まる子

 

この日は、麻酔科医によるWEB診療です。義母の部屋にタブレット端末を持ち込み、一緒に参加します。担当医からは、麻酔科医の判断次第で術式が決まると聞いていたのですが……。

 

頑張り過ぎない介護/まる子

 

WEB診療が始まりました。

 

頑張り過ぎない介護/まる子

 

主に麻酔のリスクについて説明されたのですが、どうやら術式は腹腔鏡手術で、全身麻酔ということで話が進んでいるようです。

 

 

頑張り過ぎない介護/まる子

 

麻酔のリスクについて説明を受けた後、義母の状態を確認してWEB診療は終了となりました。

 

頑張り過ぎない介護/まる子

 

一応、術式について確認してみます。

 

頑張り過ぎない介護/まる子

 

担当医からは「腹腔鏡手術」ということで聞いているとのこと。なんだか話が違うような……?

 

 

頑張り過ぎない介護/まる子

 

母はずっと手術に消極的で、言葉の端々から腹腔鏡手術への不安が感じられました。「全身麻酔には耐えられないと思う」と言っていたこともあったので、下半身麻酔についても確認しておくことに。

 

頑張り過ぎない介護/まる子

 

私が質問をすると……。

 

頑張り過ぎない介護/まる子

 

淡々と説明をしてくれます。

 

 

頑張り過ぎない介護/まる子

 

もちろん、下半身麻酔にもリスクはあります。

 

頑張り過ぎない介護/まる子

 

義母の生活習慣的に、体力がないと言われていたので、その点についても確認しておきました。

 

頑張り過ぎない介護/まる子

 

 

頑張り過ぎない介護/まる子

 

その後、術式の説明があり、WEB診療は終わり。

 

頑張り過ぎない介護/まる子

 

早速、義母が何か言いだしそうな様子です。

 

頑張り過ぎない介護/まる子

 

やはり……。個人的には、1回で済むならそのほうがいいと思うのですが。そもそも、義母の性格を考えると、2回も手術をするとは思えません……。

 

 

頑張り過ぎない介護/まる子

 

そして、義母の前でわざと聞いた「デイケアに通って体力をつけるべきか問題」については、なぜかお風呂の話にすり替わっていました。

 

頑張り過ぎない介護/まる子

 

デイケアに行く目的は、お風呂だけじゃないはずですが……。

 

頑張り過ぎない介護/まる子

 

やはり、義母の中では「デイケア=お風呂に入りに行く場所」なのだと思います。

 

 

頑張り過ぎない介護/まる子

 

体力をつけるために行くことを再度伝えますが……。

 

頑張り過ぎない介護/まる子

 

私の話を聞いているように見えて……。

 

頑張り過ぎない介護/まる子

 

義母の頭の中は、お風呂のことだけのようです。

 

 

 

この流れを、義姉にも報告しておきます。

 

頑張り過ぎない介護/まる子

 

しばらくして、義姉から返信がありました。そこには、義母が「腹腔鏡手術で1回で終わりにすると前向きだった」と書かれていました。……本当ですか!?

 

頑張り過ぎない介護/まる子

 

義姉の前ではいい顔をしているだけで、いざ話が進んできたら、私には「とは言っても……」と、いつもの言葉を言うような気がしています。

 

 

この日は、麻酔科医のWEB診療日。麻酔科医の診断で術式が決まると聞いていたので、義母と一緒に話を聞くことに。しかし、医師からは麻酔に対するリスクの説明だけ。術式は腹腔鏡手術で、全身麻酔でおこなうことがすでに決まっているような話でした。念のため確認すると、術式については担当医からそう聞いているとのこと……。そう言われたら、私は何も言うことができません。

 

とりあえず、全身麻酔の話しか聞けていなかったので、「全身麻酔には耐えられない」と震え上がっていた義母のために、下半身麻酔についても確認することにしました。麻酔科医いわく、下半身麻酔といっても方法に変わりがないため、リスクがないわけではないとのこと。全身麻酔と違って、術中に音や声が聞こえる場合があり、不安から心拍数の上昇や悪心・嘔吐といった症状がみられることがあるようです。あわせて、手術に耐えるために、術前リハビリテーションで体力をつけておくのは有効かも確認したところ、術後のことを考えたら、体力があるに越したことはないと言われました。

 

術前説明を終えると、義母は「体のためにも、下半身麻酔にして2回に分けて手術したほうがいいと思う」と言いだしました。もし私が義母の立場なら、1回で済むならそのほうがいいと思うし、下半身麻酔で周りの様子が見えたり聞こえたりするのは怖いと思うのですが、義母は違うようです。義母は私よりはるかに心配性なので、気絶しそうな気がしますが。それに、義母の性格を考えると、一度手術を経験したら、2回目の手術をするとは思えません……。一応、義姉に「義母が2回に分けて下半身麻酔にしたいと言っている」と報告したのですが、しばらくして義姉から「さっき電話があって、腹腔鏡手術で1回で終わりにするって前向きだったよ」と、返信がありました。本当ですか……? 義姉には前向きな話をしただけで、私には「とは言っても……」と、お決まりのフレーズを言ってきそうな気がしています……。

 

--------------

 

思っていた流れとは違っていましたが、手術に向かってまた一歩前進しているのは間違いなさそうですね。ただ、話が具体的になればなるほど、義母の不安も大きくなっていくと思うので、義姉にも協力してもらいながら、義母の心が揺らぐ前に手術を終えられるといいですね。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)

 

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
\ この記事にいいね!しよう /
シェアする

  • コメントがありません

この記事の著者
著者プロファイル

マンガ家・イラストレーターまる子

はじめまして。まる子です。アラフィフのアナログおばさんです。ブログを始めたくて一念発起。専門用語に四苦八苦しながらもマイペースに更新中です。 一つ屋根の下の同居、完全同居している義母との嫁姑問題、介護がメインのブログです。似た環境の方々がストレス溜めすぎないようにクスッと息抜きできるような文章を心がけていきたいです。

同じ著者の連載

新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!

同じジャンルの連載

もっと見る

気になる記事をまとめ読み

人気連載

新着連載

連載完結

もっと見る

注目記事を探す

人気記事ランキング

アクセスランキング
コメントランキング

お得な無料キャンペーン

マンガの新着記事

PICKUP