忙しさを理由に後回しにしていた両親との時間
若いころの私は、仕事や自分の生活で精いっぱいでした。両親から連絡が来ても、忙しいことを理由に短い返事で済ませることが多くありました。
離れて暮らしていたこともあり、頻繁に顔を見せることはありませんでした。それでも当時は、両親が元気でいることを当然のように感じ、「いつでも会える」「いつでも話せる」と思い込んでいたのです。
父の入院で押し寄せた後悔
そんな私の気持ちが大きく変わったのは、父が体調を崩して入院したときでした。父が元気だったころ、もっと頻繁に会いに行って話を聞けばよかった。一緒に旅行をしたり、ゆっくり食事をしたりする時間を作ればよかった――。それまで後回しにしていたことが次々と思い浮かび、強く後悔しました。
入院してからは、できる限り父に会いに行きました。しかし、元気だったころと同じように過ごすことはできません。そのことが、今でも心残りになっています。
最後に父がくれた「ありがとう」
父が亡くなる前、最後に私にかけてくれた言葉は、「忙しいのに来てくれてありがとう」でした。その後、父は亡くなりました。その言葉を聞いたとき、胸に残ったのはうれしさだけではありませんでした。
もっと早く行動していれば、父との思い出をもっとたくさん作ることができたのではないか。そんな思いは今も消えません。
父との別れを経験し、大切な人と一緒に過ごせる時間は、決して当たり前に続くものではないのだと実感しました。
まとめ
大切な人への感謝や気持ちは、心に秘めているだけでは伝わらないことがあります。父との経験を通して、私は会いたいと思ったときに会い、伝えたいことはできるだけ素直に伝えようと思うようになりました。今は、家族と過ごせる時間を大切にすることを心がけています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:田中一郎/60代男性・会社員
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年9月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
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