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トラブルとは無縁だったのに… 産後8カ月、突然の発熱と悪寒【体験談】

この記事では、問題なく母乳育児をしていた助産師でもある先輩ママが、突然乳腺炎に襲われたときの体験談をお伝えします。

母乳育児中の体調不良

 

娘が生まれてから始まった母乳育児。特にトラブルもなく、乳腺炎なんて無縁かも!と思っていた私ですが、娘が生後8カ月のときに、突然乳腺炎になりました……。そのときの体験談をお伝えします。

 

順調な母乳育児

文献によって違いはありますが、母乳育児中のママのなかで乳腺炎になるのは約30%の割合で、特になりやすい時期は生後12週までと言われています。娘が生まれてからしばらくは育児用ミルクを追加しながらの母乳育児でしたが、特におっぱいのトラブルはありませんでした。意識して水分をとる、体を冷やさないようにするということはしていましたが、食べたいものを好きなように食べていました。

 

娘の成長に伴って徐々に授乳間隔があいてきたときや、娘と長時間離れておっぱいが痛いほどパンパンに張ってしまったときでも、搾ったり授乳したりで問題ありませんでした。生後8カ月で1日の授乳回数は5回でした。そしてその日は突然やってきたのです……。

 

突然、発熱とおっぱいのしこりが!

その日のお昼ごろ、急にやけに寒いなと感じました。寒気がするなか、外出先から戻り、熱を測ると38度。悪寒が強く、インフルエンザも頭をよぎりましたが、左のおっぱいが痛いような……。触るとしこりもあり、乳腺炎だ!と気づきました。

 

しこりだけだったら、自分でマッサージしたり授乳したりで改善を試みたと思いますが、熱と悪寒で体がつらかったので、すぐに母乳外来へ電話をし、診てもらいました。

 

母乳外来を受診

マッサージをしてもらい、しこりは軽減しました。ただ熱と悪寒が続いていたので、内服薬を処方してもらい、帰宅しました。

 

本当は体がつらく、寝ていたかったのですが、娘はハイハイやつかまり立ちをしていたので、寝ているわけにもいきません。なんとか夕ごはんを食べさせ、お風呂は早く帰ってきてくれた夫にお願いしました。その日は早めに就寝し、次の日の朝には37.5度まで熱も下がりました。午後には熱も平熱まで下がり、体を動かすのもラクになりました。

 

 

いつも通りの生活をしていたので、今回の乳腺炎の原因ははっきりしませんでした。 これまで助産師として乳腺炎でフラフラになっているママを何人も見てきましたが、身をもって体感した出来事でした。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。

 

イラスト/マメ美

監修/助産師REIKO


著者:金子ゆかこ

11カ月の女の子のママ。職業は助産師。仕事も育児も必要不可欠!をモットーに、両立を目指して奮闘中。不妊治療や妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。

 

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      ちょうどこの記事がアップされた昨日、私もはじめて母乳外来に行ってきたので他人事とは思えなくてついコメントしてみることにしました。 私は記事の方ほど熱は出なくて37.4でしたが、とにかく悪寒と胸の痛さで… もっと見る
      ちょうどこの記事がアップされた昨日、私もはじめて母乳外来に行ってきたので他人事とは思えなくてついコメントしてみることにしました。
      私は記事の方ほど熱は出なくて37.4でしたが、とにかく悪寒と胸の痛さで受診を決めました。コロナのこともあるので病院に伺ってもいいか、また、これは乳房炎の可能性がありますか?と尋ねてからの受診予約になりました。
      この記事の方と同様、私もそれまで母乳のトラブルはなく過ごしていたのですが、一週間前から左胸の上部にしこりができるようになり、しこりを押しながら授乳してしこりを無くす……またしこりができたら押して……を繰り返して対応していましたが、とうとう昨日悪寒を覚えた時には胸の内部の深いところが凝り固まっていて、子どもに飲んでもらっても搾ってみても解消しなくなっていて、さらに左腕が膨張した胸に引っ張られて痛みで上げられないという状況になっていました。
      母乳外来ではすぐマッサージを開始してもらえました。丁寧にマッサージとこちらのそれまでの様子について優しく聞き取りをして頂いたり、こちらからの質問も丁寧に答えてもらえました。結局私も記事の方同様原因もわからず、さらに私はマッサージでは奥のしこりは全部取れなかったので、常に在中されてるという別の助産師さんにもみてもらい、週明けの月曜日まで様子見をして、解消されてなければまた来院することになりました。でもマッサージの影響でその後出やすくなって解消する可能性もあるということ、念のため抗生物質と痛み止めも出してもらえること、なんなら真夜中でなければ病院は対応できますよとのことでかなり安心しました。
      胸の痛さと熱は戻らないままの帰宅でしたが、夕食後の内服薬は私の場合早くに効いて、夜には平熱、今朝からは左胸内部に溜まってたのかもしれない母乳が勢いよく出始めて今は胸も柔らかくなり、かなり楽になりました。
      子どもが3ヶ月で、私も主人も地元ではない場所での育児で子どもを預ける先がなく、抱っこ紐は活用してるのですがベビーカーもまだ必要ないよねと買ってなかったので病院でベビーカーごと行って待たせておくということはできず、病院に行くのを一瞬ためらってましたが、たまたま主人が仕事を抜け出せたのでなんとかなりました。
      でも病院は急な状況でなければ子どもを置いておくベッドも用意してくださるとのことでした。(さすがに面倒をみてもらう人員はさけないので泣かせておくことになりますが…とのことでした)
      マッサージは30分ほどでしたし、まずは薬で楽になりましたし、いつでも病院は受け入れてくださると聞けたこと、たぶんマッサージのおかげで胸のしこりも解決したので、迷ってる方がいたら迷わず病院に問い合わせて受診して欲しいなと思いました。
      +10 -1

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