私の初潮は小4でした。周りに生理になっている子がほとんどおらず、母も細かく教えてくれない状況で、不安や戸惑いを感じながら自分なりに試行錯誤して乗り越えてきました。娘を育てる母親になった今、初潮を迎えた日の恥ずかしい体験や、成長とともに感じた生理の不思議、生理で困ったときの対策など娘に伝えたいと思っていることをご紹介します。
めでたい? めでたくない? 複雑な気持ち
私は小学4年生のお正月に初潮を迎えました。祖母の家で親戚もいるなか、私は母にこっそり伝えたのです。しかしこっそりも虚しく、すぐに祖母に伝わり「お赤飯炊かないとね」とみんなの前で言われたのです。あげく、叔父は「ダブルでめでたいなぁ」と乾杯する始末。
大人になった今となっては恥ずかしいことではないとわかるのですが、小4の私にとっては初めてのことで、なんだかただただ恥ずかしく感じました。いつか娘が初潮を迎えたら、生理は恥ずかしいものではないことをきちんと伝えたうえで、どうお祝いしてほしいか、娘と相談して決めたいと思います。
毎回が戦い! 学校でだけは失敗したくない
当時、友だちに生理になっている子がおらず、母も乙女心を気にしてくれるタイプではなかったので、とにかく情報がありませんでした。かわいい生理用の下着があることも、多い日用のナプキンがあることも知らなかったのです。
生理になっていることがバレるのも嫌でしたし、学校で血が漏れるなんてことは想像もしたくありません。そのため、生理になるとナプキンを縦に2枚並べて普通の下着をはき、さらに母のガードルを上からはきました。かわいさ、快適さとはほど遠い方法でしたが、失敗することはなかったです。
最近娘と話し合って、「いつ、どこで初潮を迎えるかわからないから、携帯用のポシェットにナプキンと生理用ショーツを入れて、ランドセルに忍ばせておこうね」と決めました。
ストレスと健康のバロメーター
それなりにうまく付き合ってきた生理ですが、1週間、長いときには1カ月も遅れることがあります。体調不良が影響することもありますが、私の場合ストレスがほとんどです。今では、生理周期の乱れを感じたら、「ちょっとリフレッシュしようかな」と考えるようになりました。
生理になると、少し憂うつにはなりますが、ストレスや健康のバロメーターになったり、生理が終わるぐらいの日から痩せ期と言われるものが始まったりするなど、悪いことばかりではないと思っています。
今年小4になる娘も、少しずつですが「そろそろかな?」と思わせる体の変化を迎えています。最近は「かわいい生理用パンツ買いに行こうね」なんて話しています。娘と生理について話す時間をつくり、少しでも不安や戸惑いを減らしてあげて、じょうずに生理と付き合っていけるように、私の経験を娘に生かせたらと思っています。
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監修/助産師REIKO
文/原 桃花