お酒を控えてほしかった!
私はもともと切迫早産気味で、張り止めの薬を臨月まで服用していました。そのため、出産が予定日よりも早くなるかもしれないと、日々ドキドキしていました。パパは「37週に入ったら、生まれるまでお酒は飲まない」と張り切ってくれていたのに、「今日は大丈夫やろ?」と、根拠のない自信からビールをあける姿に悲しくなりました。
仕事で疲れている気持ちもわかりますが、もし陣痛が起きたら運転もできないし、もう少し考えてほしいところでした。
2人の時間を大切にしてほしかった!
赤ちゃんが生まれると、生活の中心は赤ちゃんになってしまいがち。夫婦2人の時間はなかなかとれません。赤ちゃんが生まれるまでの最後の2人の時間は、子ども連れでは行けない食事に行ったり、近場に出かけたりすればよかったと思いました。
パパが飲み会でいないときに陣痛がきたらどうしようと不安になることもあるので、パパが一緒にいてくれるだけで安心できます。もっと2人の時間を大切にできたらよかったと感じています。
車の運転をしてほしかった!
妊娠37週になると、大きくなったおなかの影響で座ることも苦しい状態です。まして車の運転となると、おなかがつかえて運転しにくい! あまりシートを倒して運転することもできないので、運転するのもひと苦労。
パパは運転するのがあまり好きではなく、出かけるときの運転は私。妊娠37週に入ってからも相変わらずで、私が頼まないと運転してくれませんでした。
妊娠37週に入ると、楽しみと不安が入り混じって、情緒が不安定になりがちでした。夫婦2人で話し合って約束ごとを決めたり、パパにしてほしいことは言葉で伝えるようにして出産に挑めるとよかったなと思いました。
◇ ◇ ◇
産婦人科医いわく、基本的に妊娠経過が順調であれば、妊婦さんは運転しても構わないとのこと。ただし、妊娠中は反射神経が鈍ることがあるため、必要なとき以外は控えたほうが良いそうです。つわりで体調が不安定なとき、おなかが大きくなって動作が鈍くなりやすいときも同様に控えたほうが良いと言われています。また、陣痛や破水が起きたときに運転して移動することが困難になる場合も。そのような時期は妊婦さんを対象にしたタクシーを利用するなど、工夫できると良いですね。
ただし、車が唯一の手段であるなど、車を利用しなくてはいけない場合もあると思います。妊娠中に車を運転する際は、シートベルトを必ず装着して、適宜休憩をとることが大切です。また、普段運転をし慣れていない場所では注意深く運転することを心がけましょう。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:田中麻奈/女性・主婦。元保育士で1児の母。現在は育児に専念するため専業主婦。自身の経験をもとに妊娠や出産、子育てに関する記事を執筆中。趣味は手芸。
イラスト:(c)chicchimama
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています