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妻「私の誕生日だよ」夫「あっ!」完全に忘れていた夫がカレンダーに書いたとんでもない予定とは

忙しい日々を過ごしていると、自分や家族の誕生日に十分に時間をかけられなくなってきます。とはいえ、誕生日を残念な思い出にはしたくはありません。しかし、私の誕生日まであと少し……というタイミングで、夫がとんでもない予定をカレンダーに書き込んだのです。自分の誕生日が「落胆の記憶」になりかねなかった出来事の一部始終を紹介します。

 

結婚後、記念日の優先順位が低くなった夫

結婚前は、誕生日やクリスマス、付き合った記念日などは欠かさずプレゼントを用意してくれていた夫。サプライズはありませんが、当日に向けてレストランをリサーチしたり、何が欲しいか聞いてくれたり……。どちらかというと、私より夫のほうが熱心で、こちらから声をかけなくても「記念日は何が食べたい?」と聞いてくれるほど。時間やお金を割いて一緒に過ごしてくれました。

 

夫に変化があったのは、結婚してから。家族になると、誕生日や記念日の優先順位がだんだん低くなっていき、付き合っていたころのような気づかいもありません。プレゼントやケーキはなくなり、いつもよりちょっと豪華な食事をする程度に落ち着きました。

 

私自身も家事・育児・仕事に追われ、イベントごとはいつしか後回しに。子どもの誕生日は気合を入れるものの、お互いの誕生日を盛大に祝う余裕は持てなくなりました。私も結婚前に比べてイベントに手をかけなくなったので、夫の変化に不満もありませんでした。

 

そうはいっても、子どもはもちろん、夫の誕生日や結婚記念日は覚えています。そして、それは夫も同じだと思い込んでしました。

 

「私の誕生日だよ」の指摘に夫は「あっ!」

事件が起きたのは、結婚3年目の夏。8月の私の誕生日当日のカレンダー欄に、なにやら夫が書いた予定を発見しました。「誕生日はあまりお祝いしなくなったのに、カレンダーに書いてくれたのかな?」と、少しウキウキしながらよく目を凝らしてると……そこには、とんでもない予定が!なんと、私の誕生日当日に「燃える粗大ごみの日」と書かれているではありませんか! 一瞬で時が止まった私。開いた口がふさがりません。

 

たしかに、その日は燃える粗大ごみの回収日に設定されています。とはいえ「妻の誕生日に書くような予定!?」と、夫のデリカシーのなさにがくぜんとしました。せめて、私の誕生日とともに予定が書かれているならまだしも、誕生日の「た」の字もありません。よりによって“燃える粗大ごみ”という内容はもちろん、私の誕生日だという認識のカケラもない夫の行動に、なんだか悲しくなりました。

 

カレンダーを見てすぐ、私は夫に「この日に“燃える粗大ごみ”って書き込むのは、無神経すぎるんじゃない?」と問いただすことに。しかし、夫はまだ何の日なのかピンときていない様子。「私の誕生日なんだけど!」と指摘して、ようやく「あっ!」と気が付きました。

 

悪気はなかったようで「うっかりしてた! ごめん」と謝ってくれましたが、正直モヤモヤするばかり。そこで、行動の原因を深掘りしてみることにしました。

 

 

夫が誕生日をスルーした要因は幼少期にあり

夫は幼少期、家族に誕生日をお祝いしてもらった記憶がないそうです。当時は「なんでうちは誕生日でも、いつもと同じなんだろう」と思ったものの、それが通常だったため、いつしか家族の誕生日に対する概念が薄くなっていたとのこと。その結果、妻の誕生日がすっかり抜け落ちており「燃える粗大ごみの日」と書き込んでしまったようです。

 

育ってきた環境が違う分、考え方も異なります。私は夫の考えを受け止め、夫は私の悲しかった気持ちを理解してくれたことで、わだかまりはなくなりました。

 

それからというもの、夫は家族の誕生日や記念日を少しずつ意識し始めました。もちろん、私の誕生日にごみ捨ての予定を入れることもありません。今では、私が好きなお酒を買ってきてくれたり、子どもの誕生日にケーキを率先して予約してくれたりと、自主的に「お祝いしよう」と行動するまでに。私も子どもだけでなく夫の誕生日にも気合を入れて、料理を作るようになりました。

 

以前よりも夫婦関係が良くなったからこそ、余計に「誕生日の燃える粗大ごみ事件のとき、しっかり話し合っておいてよかった」と感じます。

 

まとめ

アラフォーになったとはいえ、誕生日は特別なもの。盛大なお祝いをしてほしいわけではありませんが、さすがに自分の誕生日に「燃える粗大ごみの日」と書かれたのは、衝撃的でショックな出来事でした。イベントごとにマメだった結婚前の夫を知っている分、ギャップも大きかったです。

 

しかし、この騒動があったからこそ、イベントに対する考え方を擦り合わせるきっかけになりました。今では、家族が笑顔になれる誕生日を過ごせています。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:中村 仁花/30代・フリーランス。夫・2016年生まれの男の子・2020年生まれの女の子の4人家族。元気すぎる子どもたちに手を焼きながら、仕事と育児の両立に奮闘中。たまったストレスは、家族が寝静まった後のお酒と動画鑑賞で解消している。

イラスト/マメ美

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)

 

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