新型コロナウイルスの影響で、私は在宅勤務に。夫は今まで通り出勤のため、日中は私と6歳と2歳の子どもで過ごすことになりました。はじめは思い通りにいかず、イライラ。なぜうまくいかないのだろう? 子どもの気持ちを考えた結果、あることを思いつきました。在宅勤務が軌道に乗るまでの体験談です。
新型コロナで在宅勤務に
私はもともと、出勤と在宅が半々の仕事をしていました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が出されてからは、完全に在宅勤務に。それと同時に、6歳と2歳の子どもも家で過ごすことになりました。在宅勤務は慣れているので大丈夫だろうと思っていましたが、甘かったです。普段は子どもがいないときに作業をしていることを、私はすっかり忘れていたのです。
私がパソコンで作業をしていると寄ってくる子どもたち。「ぼくもやりたい!」と、仕事になりません。私は、思うように進まずイライラ……。こんな状態で1カ月も過ごすのかと思うと、憂うつでたまりませんでした。
仕事ができる隙間時間を確保
子どもが遊んでいたり、テレビを観ていたりする少しの時間を見つけて、こっそり作業を進めました。だんだん調子が出てきた……と思ったそのとき、「ママ! ママ!」と子どもの声。子どもはこちらのことなどおかまいなしです。手早く用事を済ませて、再び作業へ。しかしペースが乱れてしまうと、スムーズには進みません。
想像以上に進まない仕事。締め切りは迫る一方で、気持ちばかり焦ってしまい、毎日クタクタでした。思うように外出ができず、子どもも大変な時期。きちんと子どもに向き合えていないことへの後ろめたさもありました。
ママはこれから仕事をする!と宣言
私は子どもの立場になって考えてみました。自分が何かをしているときに、ママはこっそり仕事をしている。自分はそれを知らなくて用事があって呼んだのに、ママはイライラしている。それだと子どもはつらいなと思いました。
そこで、「これからママは●時まで仕事をします。よろしくお願いします」と子どもに声をかけてから作業をすることにしました。すると、急な用事でない限り子どもに呼ばれることがなくなったのです。
子どもたちは、「ママがお仕事している間、ちゃんと2人で遊んでいるからね」と言ってくれました。6歳のお兄ちゃんが「ママはお仕事だから、僕が飲み物を用意するね」など2歳の妹のお世話をしてくれて、本当に助かりました。
仕事と家庭のメリハリをつける
それからというもの、短時間ではありますが集中して作業ができるようになりました。あと何分で終わらせる! と思うことで、普段よりも作業効率が上がったように思います。「ようし、お仕事終わったから遊ぼう」と、子どもと関わる時間も確保することができました。
子どもは私の仕事を理解し、お手伝いをしていると思っている様子です。慣れてくると、子どもと1日のスケジュールを相談するようになりました。●時から●時までは仕事、●時から●時は散歩というように時間割を決めることで、仕事と家庭の両立がとてもしやすくなりよかったです。
子どもと一緒の在宅勤務。はじめは思うようにいかず、イライラしてしまいました。子どもでも、仕事であることを説明してお願いすれば理解してくれるのだなと実感しました。1日の時間割を一緒に考えることで、仕事の時間と子どもと関わる時間をしっかり分けることができました。今後も続けていきたいです。
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著者:更田未央子
6歳と2歳の子を持つ母。看護師・保健師・養護教諭1種・FP3級の免許を取得。現在、高校生を対象とした学習塾の講師をしながら、FP2級を目指す。育児・教育・医療・金融・不動産について執筆中。