ベビーカレンダーは、2020年1月から6月に生まれた46,678名の男の子を対象に、『上半期の名づけトレンド』に関する調査を行いました。2020年上半期、男の子に人気の名前TOP20を発表します。
1位 蓮(主なよみ:れん)
2018年、2019年と2年連続年間ランキング1位だった「蓮」が、上半期も1位を獲得。仏教の教えの中でも用いられる花としても有名な「蓮」には、「清らか・落ち着いている人」のイメージがあります。
2位 樹 (主なよみ:いつき)
2018年の年間ランキングでは6位、2019年は4位の「樹」。男らしさを感じる人気の「一文字ネーム」です。「大樹」「樹木」などの熟語に用いられることから、「たくましくまっすぐに育ってほしい」という親の願いが込められているようですね。
2位 陽翔(主なよみ:はると)
2018年の年間ランキングでは5位、2019年は3位の「陽翔」。「翔」は2019年の漢字ランキング1位の人気漢字です。上半期では、3月と4月に月間ランキング1位を獲得しています。空を大きく羽ばたく希望に満ち溢れた「飛翔ネーム」でもあり、明るく前向きな印象を与える名前です。
4位 蒼(主なよみ:あおい、そう)
2018年の年間ランキングでは15位、2019年は8位と近年人気上昇中の「蒼」が上半期は4位にランクイン。青々と力強く生い茂る草や青く澄み渡る空をイメージさせ、2019年の漢字ランキングでも9位にランクインする人気の漢字でもあります。
5位 悠真(主なよみ:はるま、ゆうま)
「悠真」は2018年の年間ランキングでは4位、2019年は6位にランクイン。「悠久」のびのびと明るい印象の「悠」に、「真実」「真面目」などに用いられる「真」を合わせることで、「明るく伸びやかで、実直な男の子」というイメージを受けるようです。
6位 湊(主なよみ:みなと)
2018年の年間ランキングでは3位、2019年は2位の「湊」。「湊」は船や人が集まる場所を指す言葉で、まじめで頼もしい印象の「と止めネーム」の1つです。「明るく社交的で、人を引き付ける魅力的な人になってほしい」という想いを込めて名づけてもいいですね。
7位 大翔(主なよみ:はると、ひろと)
2018年の年間ランキングでは2位、2019年は7位の「大翔」。大きく広い空をのびのびと羽ばたく、スケールの大きなイメージを受ける名前です。「大きく飛躍し活躍してほしい」「立派で優れた人になってほしい」といった願いが感じられるようです。
8位 颯真(主なよみ:そうま、ふうま)
2018年、2019年の年間ランキングで、2年連続16位だった「颯真」。2019年の漢字ランキング10位の「颯」と6位の「真」を組み合わせたイマドキネームでもあります。爽やかなイメージの「颯」に「真」を合わせることで、落ち着いた印象になります。
9位 結翔(主なよみ:ゆいと、ゆうと)
2018年の年間ランキングでは18位、2019年は10位の「結翔」。優しい印象の「ゆう」というよみに、安定感があり落ち着いた印象の「と」を組み合わせた名前。「結」は「良縁に恵まれる」「実をつける」などの意味もあり、男女問わず名づけに人気の漢字です。
10位 朝陽(主なよみ:あさひ)
2019年の年間ランキングでは13位、2019年のよみランキングでも16位にランクインした「朝陽」。「物事が始まる様子」「爽やか」なイメージのある「朝」に、「エネルギッシュ」「温かい」などのイメージがある「陽」を組み合わせた、明るい印象を受ける名前です。
11位 陽太 (主なよみ:ひなた、ようた)
2018年の年間ランキングでは8位、2019年は15位の「陽太」。あたたかい太陽のように朗らかで前向きで、周囲の人も照らしてくれるような、はつらつとした男の子のイメージです。「陽」は2019年の漢字ランキング5位、「太」は3位で、人気漢字を組み合わせた名前でもあります。
12位 律 (主なよみ:りつ)
2018年の年間ランキング21位から、2019年は5位へと大きくランクアップした「律」。「律」という漢字には「おきて」「お手本」という意味があり、「旋律」「調律」などの音楽に関係する熟語にも使われることから、真面目で誠実でありながらもどことなく芸術的な印象を受ける名前です。
13位 陽向(主なよみ:ひなた)
「陽向」は2018年の年間ランキングでは13位、2019年は20位にランクイン。あたたかな太陽をイメージさせる「陽」に「向」を組み合わせることで、太陽に向かってのびのび育っていく様子を思い浮かべますね。また、「ひなた」というよみは女の子のよみランキング23位にもランクインしており、男女問わず人気のよみです。
14位 碧(主なよみ:あおい、あお)
2018年の年間ランキングでは47位、2019年は35位にランクインした「碧」が上半期は14位という結果に。「碧」は自然が生み出す青緑色を表し、青々と草木が茂るイメージを受けることから、春や初夏の季節に生まれたお子さんの名前として、特に人気が高まるのかもしれません。おおらかで開放的な印象の「あ行ネーム」でもあります。
15位 新(主なよみ:あらた)
2018年の年間ランキングでは14位、2019年は12位にランクインした「新」は、2019年の漢字ランキングでも66位にランクイン。「物事の始まり・最初」を意味する「新」は、新鮮で生命力に溢れ、世の中を切り開いと生きていく頼もしいイメージを受けます。
16位 大和(主なよみ:やまと)
2018年の年間ランキングでは7位、2019年は9位にランクインした「大和」。日本の古称でもあり「大和魂」などを連想させることから、日本古来の男らしさを感じ、かっこいい印象を受けます。
17位 伊織(主なよみ:いおり)
「伊織」は2018年の年間ランキングでは28位、2019年は21位にランクインし、近年注目のレトロネームの1つ。賢くシャープな印象の「伊」に、やわらかい絹織物を意味する「織」を組み合わせた、どことなく和をイメージさせる名前です。
17位 悠人(主なよみ:はると、ゆうと)
2018年の年間ランキングでは9位、2019年は13位にランクインした「悠人」。2019年のよみランキングでは「はると」が1位、「ゆうと」が4位と、どちらも近年人気のよみです。「遥か・遠い」などの意味を持つ「悠」を用いた、スケールの大きさを感じさせる名前です。
19位 暖(主なよみ:だん、はる)
2018年の年間ランキングでは69位、2019年は29位だった「暖」。上半期では1月が37位、2月は7位にランクイン。寒さの厳しい冬場に人気の名前のようです。「豊かで不自由しない」という意味もあります。「周囲を元気づけるあたたかな人になって欲しい」という願いが込められているようですね。
20位 悠斗(主なよみ:ひろと、ゆうと)
2018年の年間ランキングでは27位、2019年は26位だった「悠斗」。「ゆうと」は2019年のよみランキングでも4位と人気が高く、伸びやかで優しい「ゆう」に、安定感があり落ち着いた印象の「と」を組み合わせた名前。「斗」は男の子の止め字として人気があります。
2020年の上半期は、2018年、2019年と2年連続年間ランキング1位の「蓮」が1位という結果になりました。厳しい冬から初夏生まれということもあり、「樹」「蒼」「陽」「碧」など、新緑の季節やあたたかい太陽をイメージする名前の人気が高かったようです。
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2020年1月1日(水)~1月25日(土)、2月1日(土)~2月25日(火)、3月1日(日)~3月25日(水)、4月1日(水)~4月25日(土)、5月1日(金)~5月25日(月)、6月1日(月)~6月25日(木)
調査件数:46,678件(男の子)
文/福島絵梨子